「ごっこ遊び」によって育てられる能力とは
こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!
「ごっこ遊び」をすることで、イメージ力(想像力&創造力)やコミュニケーション能力、表現力に加え、ルールを守るといった社会性な様々な能力が身につきます。
今回は、【「ごっこ遊び」によって育てられる能力とは】というテーマでお伝えいたします。
1.脳の「実行機能(executivefunction)」の発達を促進
2.「演劇」を取り入れた早期教育の成果
1. 脳の「実行機能(executivefunction)」の発達を促進
「ごっこ遊び」は想像の世界の設定内ではありますが、ルールに基づいて役割を演じるので、「実行機能」が高まります。
実行機能とは、何らかの目標を達成するために、優先すべきことに指示を出す能力です。
社会人で例えると、
●会社でいえば、会社の方向性を決めてスタッフに指示を出す社長、
●オーケストラでいえば全体をまとめる指揮者の能力
などがあげられます。
学力や学校での振る舞いなどに強い影響力を持ち、まさに仕事に必要な能力ですが、この実行機能は、自制心と関連し、幼児期から発達し始めることが、世界中で報告されています。
「ごっこ遊び」では模倣のためのミラーニューロン・システムや、客観的に全体と自分を見て、考え判断し、適切な社会性を発揮するためのメンタライジング・システムも働くので、これらの脳部位が持つ共感力(社会性)が高まるのはいうまでもありません。
2.「演劇」を取り入れた早期教育の成果
「ごっこ遊び」の延長にあたる「演劇」が、子どもの脳の発達によい影響をもたらすことが証明されています。
子ども150人を対象にした調査によると、「演劇」を取り入れた早期教育プログラム「ツール・オブ・ザ・マインド」を受けた子どもは、プログラムを受けていない子どもよりも、「実行機能」のテストで30〜100%近く高得点になったといいます。
さらには、「演劇」をした子どものほうが、言葉を流暢に使い、創造的で、問題解決力が高く、ストレスが少なく、社交的であるという特徴がみられました。
いかがでしたでしょうか。
「ごっこ遊び」は、子どもの成長にとてもよい影響を与えます。
子ども同士のみならず、親子で一緒に想像(創造)の翼をはためかせながら、また役割をときどき変えながら、たくさん遊んであげたいものですね。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
【出典】“人間力”あふれる子どもに育てるために「ポジティブ育児メソッド」 | 浦谷裕樹著(プレジデント社)
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