子どもの「夢中力」を育てるコツ

こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!
「夢中力」を育むには、できるだけ、好きなことを好きなだけさせてあげるのがいいのですが、生活上どうしても切り替えなければならないときには、どうしたらいいのでしょうか。
今回は、【子どもの「夢中力」を育てるコツ】というテーマでお伝えいたします。
1. 子どもの「夢中力」を止めることによるデメリット
2. 東大生の家庭での実情
3. 終わりの時間は自分で決めさせる
1. 子どもの「夢中力」を止めることによるデメリット
子どもが夢中になっているときには、急にはやめず、しばらくは続けさせてあげることが大切になります。
なぜなら、子どもの集中力や創造性はフルスロットル状態に入っているため、それを無理やりやめさせてしまうと、急ブレーキをかけたようになり、子どもはとても不快に感じるからです。
もし、急ブレーキをかけ続けると、子どもは今後、不快に感じなくて済むように、いつでも集中をやめられるくらいのトロトロ運転しかしなくなります。
集中力がフルスロットル状態のときには、人は苦もなく試行錯誤や工夫をして、様々な能力を伸ばしていくことができます。そこに急ブレーキをかけ続けるということは、その能力を伸ばす機会を奪うことになるのです。
ですので、急ブレーキをかけてやめさせるのではなく、高速道路のように、ゆったり減速していけるような環境をつくってあげることが大切です。
この「夢中になっていることを、しばらく続けさせてあげる」ことに関して、興味深い調査結果があります。
2. 東大生の家庭での実情
現役東大生184人に、小学生時代に「打ち込んでいた」ことに関するアンケートを行いました。その結果は、以下のようになりました。
①96%が小学生時代に「打ち込んでいたことがあった」
②83%が「打ち込んだ経験」はその後の勉強や学校生活で役立った
③74%の親が大事なことに熱中しているときはしばらく続けさせてくれた
ほとんどの東大生たちは、小学生のころから何かに打ち込んだことがあり、「夢中力」が育まれていたことがわかります。
さらに東大生の親の4分の3は、大事なことに熱中しているときにしばらく続けさせてくれたというのです。
とはいえ、「ずっと」熱中していることを続けさせてあげたらいいのかというと、それでは生活が成り立ちませんよね。
ですので、「しばらく」続けさせてあげる、というところがポイントになります。
3. 終わりの時間は自分で決めさせる
子どもの「夢中力」を育てるコツは「終わりの時間を自分で決めさせる」ことです。
たとえば、食事の前に子どもが遊びに夢中になっていたら、食事の準備ができたところで「あと何分で食事にする?」と聞きます。
子どもが「あと5分」と答えたら、その時間だけ待ち、時間が来たら食事を開始するのです。
もし時間になってもまだ夢中になっていたら、それを守らなかったことを注意し、次からはどうしたら時間を守れるようになるかを一緒に考えましょう。
このようにして、子どもに時間を決めてもらうことで、子どもが自力で集中状態をクールダウンさせていく方法を身につけられます。
子どもに時間の概念が身についていないときは、時計を使って「あの長い針が9のところまでいったら終わりにしようね」と伝えると、時間や時計の概念も身についていきます。
・子どもが夢中になっているものは、急に止めさせないようにしましょう
・しばらく続けさせてから、徐々に止めてあげましょう
・「夢中力」を育てるコツは「終わりの時間を自分で決めさせる」ことです
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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