能力がグングン伸びる『夢中力』
こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
今回は、子どもの能力がグングン伸びる『夢中力』をお伝えします!
『夢中力』とは、1つの課題を終えても、新たな課題を自ら設定し、「集中力」を保ちながら次々とこなしていく力です。
そんな『夢中力』を育むには何が必要でしょうか?
それは、子どもが興味を持っていることを、できるだけ、好きなだけ、たくさんさせてあげることです。
「興味・好奇心」があることを続けさせてあげると、夢中になって取り組む力、『夢中力』が磨かれます。
今回は、子どもの能力がグングン伸びる『夢中力』というテーマでお伝えいたします。
【もくじ】
1. 夢中力を伸ばす接し方
2. 切り替えには時間をかける
3. 夢中力で磨く独創性
1. 夢中力を伸ばす接し方
夢中力を伸ばすためには、親の我慢が必要です。
EQWEL卒業生の日高雅俊さんは、東京大学在学中に国内の「ロボコン」で2年連続チャンピオンとなり、世界大会でも「ロボコン大賞」を受賞しました。
その後、大学院に進学。卒業後はAI関連のプロとして仕事をするようになりました。
幼少期プラレールが大好きだった雅俊さんは、プラレール作りを本人が満足し納得するまで何日も時間をかけ、立派に完成させました。
お母さまは、「掃除ができないから片づけて」と言いたくなる気持ちや「イライラする気持ち」を抑え、本人の興味をまず優先させました。
この完成されたプラレールを見て「子どもの興味をしっかりキャッチして、のびのびさせてあげることの大切さ」を実感したそうです。
雅俊さん自身も、「プラレ-ル遊びに夢中になったことで、集中力が養われたのだと思います。好きなことをやり続けられる環境を与えてもらえて、感謝しています。」と話をしています。
この話のように、「興味・好奇心」があることを続けさせてあげると、夢中になって取り組む力『夢中力』が磨かれます。
2. 切り替えには時間をかける
寝かしつけや食事など、生活上どうしても切り替えなければならない時に、夢中になっていることを無理矢理やめさせると、夢中力をついばむことになりがちです。
夢中力のついばみが続くと、子どもは不快に感じなくてすむように、いつでもすぐに集中をやめられる程度にしか集中しなくなります。
そうならないために、夢中からの切り替えには時間をかけてあげることが大切です。
たとえば、食事の準備ができたにも関わらず、子どもが遊びに夢中になっていたとします。
その時、「5分後」など食事の開始時間を子ども本人に決めてもらい約束させます。
もし時間が守れない場合、そのことを注意し、次からはどうしたら時間が守れるようになるかを一緒に考えましょう。
このように、子どもに時間を決めてもらうことで、自力で夢中状態からクールダウンする方法を
身につけられるようになります。
3. 夢中力で磨く独創性
夢中力を磨くためには、さきほどお伝えしたことに加え、繰り返し、夢中力の状態にさせることが大切です。
そのためには、まず子ども本人に遊びや行動を好きに選ばせ、集中状態が続くまで親も一緒に取り組み、どんな小さなことも認めてほめます。
すると、やがて親のサポートなしでも自ら集中し、夢中状態へと入れるようになります。
子どもが夢中になっているときはそっとしておきましょう。
そして夢中になっていることから次の行動へ切り替えるときは、時間を守らせる約束をし、かつ切り替えに時間をかけましょう。
これらができるようになったら別の夢中になれるものを選ばせ、同じように対応し、さらに夢中力に磨きをかけていきます。
最後に、東京大学教授の鈴木寛氏は、この『夢中力』を、文部科学省が目標とする学力の要素に、つけ加えたいとおっしゃっています。
その理由は、『夢中力』を持った子どもの方が、そうでない子よりも、独創性を磨ける可能性が高いとわかっているからです。
【ポイント】
・夢中力を伸ばすために親の我慢が必要
・夢中からの切り替えには時間をかける
・新たな「興味・好奇心」があることを探し、夢中力を磨かせる
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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