赤ちゃんはなぜ泣くの? 泣いたらどう対処したらいいの? 【浦谷博士の赤育コラム】
みなさん、こんにちは。
EQ力を育てるEQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。
いつもはかわいくて愛らしい赤ちゃん。
でも、そんな赤ちゃんでも、時にイライラしてしまうことがあります。
それは、赤ちゃんが「泣いた」とき。
産後のママは、特にこの「泣き」には敏感になります。
でも、初めての子であれば、ママもまだ新米。
なぜ泣くのか、どうしたら「泣き」に対処できるのか、
わからないことも多く、ストレスが溜まってしまうことも。
そこで、今回は赤ちゃんが「泣く」理由と対処法についてまとめてみました。
赤ちゃんの「泣き」で、困ったときの参考にしていただければと思います。
赤ちゃんが泣く理由
赤ちゃんの「泣き」はメッセージです。
当たり前のことかもしれませんが、まだ話せないので、泣いて要求を伝えます。
赤ちゃんが泣く理由は様々あり、要求によって、泣き声を変えています。
最初のうちは、なぜ泣いているのかは全然わかりませんが、
赤ちゃんと過ごすうちに、泣き声を聞き分け、なぜ泣いているのかが
少しずつわかるようになってきます。
赤ちゃんが泣く主だった理由には、
・ 空腹 「おなかが空いたよ~」
・ 温度 「暑いよ~」「寒いよ~」
・ 排せつ 「う~ん、出ちゃった…」
・ 痛み 「痛いよ~」
・ かゆみ 「かゆいよう」
・ 病気 「風邪かも!? 熱を計って~!」
といったものに加え、抱きぐせや寝ぐずり、要望がかなわない時などもあります。
では、泣いたときにはどうすればいいのでしょう?
赤ちゃんが泣いたときの対処法
赤ちゃんが泣いたときに試したいことを以下に記します。
・ おっぱい、ミルク、お茶、おしゃぶり
・ 抱っこしてユラユラ
スリングやおんぶひもを使う
・ 服の調整
・ お母さんの心音や、胎内音に近い音を聞かせる
ビニール袋をシャカシャカ
心臓音を聞かせる
耳元で「シー」と言う
ドライヤー、掃除機、TVのノイズ音を聞かせる
・ 手で赤ちゃんの口を「あわわわわ」
・ おでこやまゆげ、胸をそっとなでる
・ 鏡や外を見せる
・ お気に入りのタオルやおもちゃを与える
・ 少しビックリさせる
顔や耳に息を吹きかける
「あれは何!?」と気をそらせる
耳の中に指を入れてコチョコチョ
両脇を支えての高い高い
・ 抱っこして歩く、場所を変える
・ おんぶする
・ 外の空気を吸う
・ ドライブ
また、ひざに抱っこしたまま絵本読みをしたり、音楽を聞いたり
童謡を歌ったりして、他のことに興味をそらすのもいいでしょう。
ですが、もし色々と試しても泣き止まなかったら、いったんあきらめて休憩しましょう。
つらい時には赤ちゃんと少し距離を置くと、心がリセットされます。
パパなど他の大人に子守りをゆだねて、ゆっくりお茶を飲むなど、
子どもと離れて違うことをする時間を持つといいでしょう。
時には思いっきり泣かせることも大切
赤ちゃんにとっては、泣くのが仕事です。
赤ちゃんの「泣き」はママへのメッセージであり、感情表現でもあります。
赤ちゃんは泣くことによって、上手に怒りや悲しみを発散させています。
100点満点の育児をしていても、赤ちゃんは泣くもの。
泣きやませようとしてもなかなか泣き止まないと、
ついつい「泣かないで」「どうして泣くの?」と
イライラしてしまいがちですが、どうしても泣き止まない時には
割り切って、思い切り泣かせることも大切です。
ただし、その時もただ放置するのではなく、
赤ちゃんの泣きたい気持ちに共感して、
「嫌だったんだね。わかるよ、わかるよ」
「悲しかったんだね。そっかそっか。大丈夫」
「びっくりしたね、わかるわかる。でも、大丈夫よ」
などと、赤ちゃんの気持ちを代弁しながら、
優しく抱きしめて感情を発散させてあげましょう。
何をしても泣き止まないという時期は長くは続きません。
「今はこういう時期なんだ」と割り切れば、少し楽になるでしょう。
今回は赤ちゃんが泣く主だった理由と対処法を紹介しました。
みなさまの育児に少しでもお役に立てていただければ幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。(浦谷裕樹)
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