赤ちゃん期に「自信」を育てるための「共感力」
こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!
将来活躍するために、欠かせないEQ力(非認知能力)。
このEQ力のベースである「自信」を最も育みやすいのは、赤ちゃん期です。
自信をしっかり育むことで、これからの時代に、たくましく活躍できる子が育ちます。
今回は、【赤ちゃん期に「自信」を育てるための「共感力」】というテーマでお伝えいたします。
1.ほどほど育児
2.共感力を高める「共同注意」
1.ほどほど育児
赤ちゃんが「アーーーー!!」と泣き出したら、ママは大慌て。
特に第1子の赤ちゃんだと、おなか空いた? おむつ? 眠い? かゆい? 暑い? それとも構ってほしいだけ?
さまざまな可能性が頭をよぎります。
これだと思う対応をしますが、当たっていないと赤ちゃんは泣きやみません。
ですが、実はそんなに慌てることはないようです。
さまざまな調査によると、赤ちゃんの欲求と親の対応が1回目で当たる確率は3〜4割とのこと。ベテランママでも5割くらいだといいます。
たとえ外れても、赤ちゃんは「親の少々の失敗は大目に見てくれる」そうです。
ただし、これには条件があって、失敗後も試行錯誤して、最終的に赤ちゃんの欲求が満たされることが必要となります。
この失敗修復の経験があると、赤ちゃんは「アピールを続ければ、最終的には問題が解決できる」と学び、自己効力感が高まります。
泣き始めても、慌てることなく、落ち着いてゆったりと対応するようにしましょう。
赤ちゃんが他人の感情を理解し、共感力を高めるためには、心身に危険がない程度には不快な経験も必要ですし、泣いてアピールするのも大切なことです。
「完璧ではなく、ほどほど」に接するくらいがちょうどいいのです。
2.共感力を高める「共同注意」
赤ちゃんは成長とともに、ほかの人が注意を向けている対象を理解したり、自分の注意している対象を示して、ほかの人と共有したりすることができるようになります。
これは「共同注意」と呼ばれていて、大まかに3つの段階に分かれて発達していきます。
生後6か月までには、大人の視線の大まかな方向は特定できるようになりますが、正確な場所を特定することはまだできません。
1歳ころまでには、視野内であれば、大人の視線の向きから対象のかなり正確な場所の特定ができるようになります。
そして、1歳半ころには、背後などの視野外に対しても対象の場所がわかるようになります。
それが「指さし」で、発達的な変化が見られます。
① 要求の指さし(10~12か月)
自分のほしいものがあるときに、その方向を指さして「あ、あ、あ」などと声を出して相手の顔を見ます。
② 共感の指さし(1歳ころ)
興味を引くものを発見したり、面白いものを見つけて心引かれたりしたときに、相手の顔を見ながら指さしをして、「そうでしょ?」と確認してもらうようなしぐさをします。
③ 応答の指さし(1歳半ころ)
「○○はどれ?」などの他者の問いかけに対し、答えを示すときに使われます。
こういった子どもの共同注意に対して、大人側が視線を合わせようとしたり、ゆっくりと抑揚をつけて赤ちゃんに語りかけたりすると、共同注意が促進されることが確認されています。
共同注意はコミュニケーションの基礎なので、意識的にたくさん行うと共感力が高まっていきます。
また、赤ちゃんが感じているであろう感情を
「あらあら、寂しかったのね〜」
「気持ち悪かったのね〜」
などと代弁(言語化)することにより、赤ちゃんは心の理解を深め、共感性(共感力)が育まれていきます。
悠然と応じる親の姿を見て育てば、赤ちゃんも他人に対して悠然と対応できるようになることでしょう。
・親の「共感力」を高めましょう
・赤ちゃんの気持ちを言葉に出して代弁(言語化)しましょう
・「受容力」が大きいと、伸びしろのある子どもになります
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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