赤ちゃんの発達をサポート!「引き起こし運動」の方法とポイント

最終更新日:2025/3/7

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

赤ちゃんを仰向けの状態からお座りの姿勢に起こす「引き起こし運動」
大人が補助してお座りの姿勢に起こす際、赤ちゃんは体の動きに合わせて首をグッと起こそうとします。
これは、赤ちゃんが自分の体を自分でコントロールする第一歩の動きです。

引き起こし運動により、首周り・背中や胸・腰周りの筋肉が刺激され、
体の動きの重要な軸となる「体幹」がしっかり発達します。
また、脊髄や延髄への刺激にもなるので、脳の発達にもいい影響が期待できます。

今回は、【赤ちゃんの発達をサポート!「引き起こし運動」の方法とポイント】というテーマでお伝えいたします。

体験レッスンのお申込みはこちらから

 

1.「引き起こし運動」のやり方

大人の親指を赤ちゃんの小指側から差し込み、手首の関節を持って「今から引き起こすよ」と声をかけてから起こします。
手首の関節を持って起こす

3~5ヶ月の赤ちゃんは、首すわりが安定してくる時期なので、引き起こすと赤ちゃん自身の力で頭を起こそうとします。
できる限り赤ちゃん自身の力で持ち上がるように補助しましょう。

仰向けに戻す時は、大人が片手で赤ちゃんの両手を握り、もう片方の手で首の後ろを支えながらそっと寝かせましょう。

 

2.「引き起こし運動」の3つポイント

①赤ちゃんと目を合わせて行いましょう。
赤ちゃんの顔が正面を向いていないときに引き起こすと、頚椎や腕関節などに偏った負荷がかかり危険です。
目を合わせている赤ちゃんと保護者

②赤ちゃんの手を引く方向と、強さに注意しましょう。
赤ちゃんの手を握り、腕が床から45~60度くらいの高さになるようにし、保護者の側にひき寄せます。
保護者の力で引き上げるのではなく、赤ちゃんが自分で起きてこようとするのをサポートする程度です。

③赤ちゃん自身の力で起き上がるよう促しましょう。
生後2か月前後では、頭が後ろに垂れ、その重みで引き起こしにくいかも知れません。
そんな場合は、無理に引き起こし運動をする必要はありません。
まずは「*うつぶせ運動」で首すわりを促すことが先決です。
首もすわり始め、引き起こしに慣れてきたら、徐々に赤ちゃん自身の力で起きられるようにしましょう。

*「うつぶせ運動」のやり方はこちらから

 
 

3.「引き起こし運動」は、日常生活で習慣化できる!

お座りやハイハイをし始めるまでの赤ちゃんは、日常的にあおむけで寝ていることが多いです。
その赤ちゃんの姿勢を変えるときには、必ず引き起こしを習慣にしましょう。

赤ちゃんの姿勢を変えるタイミングは、1日で20回近くはあるでしょう。
授乳やおむつ替え、抱っこの前など、赤ちゃんの姿勢を変える際は必ず、「引き起こす」
習慣化をつけると、わざわざ取り組みだけに時間を割く必要がありません。

また「引き起こし運動」は、お座りやハイハイができるようになっても続けることで、
体幹や体のコントロール力がさらに発達します。

このようにして体の動きの基盤をつくっておくことで、運動発達はもちろん、
学習意欲に直結する、「椅子に集中して座る」などの基本的な姿勢維持が問題なく行えるようにもなります。

 
 

【まとめ】
・引き起こし運動は、体の動きの重要な軸となる、体幹や脳の発達を促す
・引き起こし運動を日常生活で習慣化する
・引き起こし運動は、学習意欲にも直結する!

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
『子どもの天才脳を育てるコツ』好評販売中!
ポジティブ育児
『ポジティブ育児メソッド』 浦谷 裕樹[著]好評発売中!
https://www.eqwel.jp/30th/book_pojiiku.html


『子どもの未来が輝く「EQ力」』 浦谷 裕樹[著]好評発売中!
https://www.eqwel.jp/30th/book.html