させないと、もったいない!! 赤ちゃん期に「高這い」が欠かせない理由とは?【浦谷博士の赤育コラム vol.3】

 
EQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。

 
赤ちゃんは大きくなるにつれて、動きも多様になります。

その中でもダイナミックに動き出す3つの「這い」。

ずり這いハイハイ(四つ這い)高這い、があります。

 
ずり這いとハイハイはほとんどの子がするものですが、
意外と飛ばされやすいのが、3つ目の「高這い」。

しかし、赤ちゃん期に高這いをさせないのは、
非常にもったいないことなのです!!

 
では、なぜこの「高這い」が大切なのでしょうか?

 

高這いの重要性は「○○蹴り」にあった!

 

高這いとは、生後7~9か月頃から見られる、
ひじとひざが伸びた状態でのハイハイのこと
です。

ただその後、つかまり立ちや、つたい歩きもできるようになります。

すると、わが子の立つ姿を見て、「ハイハイさえできていれば十分」と考え、
高這いをさせずじまいのまま、歩き出させてしまう場合もあります。

 
しかし、それではいけません。

なぜなら、発達過程の一つ一つには意味があり、
それぞれに獲得する能力があるからです。

飛ばしてしまった箇所は未成熟のまま。

特に未成熟のままだと、もったいないのは、
高這いで身につく「親指蹴り」です。

 
高這いでは、つま先を立てて、
親指で床面を蹴ることで前進します。

ですが、もし高這いをせずに、つま先(親指)がうまく使えないまま育つと、
以下のような発達面での困難さが出てくることがあるのです。


・ 幼少期になっても足の指に体重が乗せられず、ベタ足歩きになってしまう
 
・ 走るのが遅く、ジャンプなどの動作が不安定
 
・ 姿勢の悪さや筋力の弱さ、ケガのしやすさにつながる

 
また、「親指蹴り」は、前へ進もう(成長しよう)という意欲にも
関わっているという研究者もいます。

これほどまでに「親指蹴り」は発達において、
とても重要な動作なのです。

 
さらに高這いは、腕の筋力やひざの伸展力、全身の協応力などを
バランスよく効果的に高める全身運動でもあります。

高這いをさせてあげた方がよいことが、
ご理解いただけましたでしょうか。

 

自宅での高這いの取り組み方

 
自宅では、傾斜の緩いすべり台や板などを赤ちゃんに登らせることで、
簡単に高這いをさせることができます。

前に進みにくそうであれば、足の裏に手を当ててあげましょう。

このときに、つま先が立って、しっかりと足の指で
床面を蹴っているか、チェックするのを忘れずに。

 
赤ちゃん期に高這いをさせていなかった場合は、
その後、意識的にたくさんさせてあげる必要があります。

小学生の発達を促進する教室「EQWEL 目の学校」でも、
高這いは「クマ歩き」として取り入れている
基本的かつ重要な取り組み一つです。

今どきは少ないですが、床(フローリング)のぞうきんがけを
してもらえば、掃除にもなって一石二鳥かも、ですね。

 
わが子のよりよい発達のために欠かせない「高這い」。

生後7~9か月を迎えたら、意識的にさせてあげましょう。

(浦谷 裕樹)

 


 
 



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