寝る子、寝ない子は2歳で決まる!?【浦谷博士の赤育コラムvol.4】

みなさん、こんにちは。
EQ力を育てるEQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。

9月19・20日に「日本赤ちゃん学会」に参加しました。

参加したといっても、今年はオンライン開催!
会社のパソコンを通じて、研究発表を視聴しました。

 

今年も興味深い発表がいくつもありましたが、
中でも印象的だったのが「眠育」

赤ちゃんや幼児の睡眠に関する研究です。

 

日本の子どもは睡眠時間が少ない

熊本大学の名誉教授であり、子どもの睡眠研究の権威である三池輝久先生によると、

「日本の子どもは睡眠時間が少ない(足りない)」

とのこと。

現代社会では夜型生活が定着し、子どもたちも寝る時間が遅くなっているのに、起きる時間はさほど変わっていません。
すると、脳機能を守り、心身を育むための十分な睡眠時間を確保できず、育ちに問題が生じることも。

 
その対策としては、

1.休日に朝寝坊(寝だめ)する

2.昼寝で補充する

3.週に1~2日早く寝てしまう日を作る

ことが挙げられます。

 
ただし、休日の起床時間が平日に比べて90分以上ずれると
「社会的時差ぼけ」を生じるリスクが高く、
将来、社会生活に適応しにくくなる可能性があるとのこと。

ですので、平日も休日も起床時間は90分以上ずらさずに
3.のように時々早めに寝て、睡眠負債を解消するのがおススメです。

 
子どもが必要とする理想の夜間睡眠は10時間(例:21時入眠、7時起床)。

それに加えて昼寝をしますが、昼寝は0~6歳にかけて徐々に減り、6歳以降には無くなります。
そのおかげで、小学生になると昼寝なしでも生活できるようになるのです。

 
上記の時間を基準にして、子どもがしっかりとした
質の良い睡眠を取れるように心がけましょう。

 

子どもの睡眠リズムは2歳までに決まる


もう一つ衝撃的だった事実は、

「子どもの睡眠リズムは2歳までに決まる」

ということ。

 
なんと2歳までに体内時計が完成するため、
それまでに睡眠リズムが整わないと体内時計に狂いが生じ、
その狂いがその後、定着してしまうのだそうです。

すると、発達に様々な問題が生じ、
発達障がいを引き起こしてしまうことも。

確かに発達障がいの子どもの多くは睡眠障害を
併発することが報告されています。

 
近年、発達障がいの子どもが増えているのは
この睡眠リズムの乱れから来ているのかもしれません。
これは実に由々しき問題です。

 

夜間授乳は2か月を過ぎたらしなくてよい

では、どうすれば2歳までに睡眠リズムを整えることができるのでしょうか。

そのためには、早く寝かしつけるのが一番です。

21時就寝が理想ですが、難しければ21時半、
どんなに遅くとも22時までには寝かしつけましょう。
そして、朝は決まった時間(例:7時)に起こします。

 
東大生の親は20時台に寝かしつけている人が多かった
という調査報告もあります。

まさに「寝る子は育つ」ですね。
脳も心も身体も良質な睡眠でスクスク育つのです。

 
また、夜遅くの食事は体内時計が狂うので
与えないようにしましょう。

 
赤ちゃんは夜中に起きることがありますが、三池先生は

「夜間授乳は生後2か月を過ぎたらしない方がいい」

と言います。

 
夜中に泣き出すと、ついついお腹が空いているのかと思い
授乳をしてしまいますが、実は赤ちゃんは必ずしも
お腹が減っているわけではありません。

授乳しなくても、「大丈夫よー」とトントン優しく
たたいてあげるだけでスッと寝てくれることが多いもの。

夜中起きるたびに授乳すると、赤ちゃんはお腹が空いてもいないのに
無理やり飲まされ目が覚めて、体内時計が狂って
寝つきがさらに悪くなるという悪循環に陥ります。

生後2か月を過ぎたら夜間授乳は控えましょう。
(↑フランスでは小児科医がこのように指導しています)

 
子どもの脳と心と身体の成長のために
親も夜更かしせず、早めに寝て、
子どもと一緒に生活リズムを整える。

そうすれば、親子ともに健康で穏やかになり、
子どもはスクスクと育っていくのです。

 


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