脳と体の発達を促進!家庭でできるビジョントレーニング

最終更新日:2025/1/16
こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
先日の記事で、ビジョントレーニングによって目の力を高めることで、
集中力や学習能力に大きな効果があることをお伝えしました。
発達に問題…原因は「目」?
今回は、脳と体の発達も促進!家庭でできるビジョントレーニングというテーマで自宅でできる『目の力視覚機能』を高める取り組みについてお伝えします。
遊びを通じて、楽しみながら目と体、そして脳の発達を促進できるビジョントレーニングについてお話します。
1.目のストレッチ&眼球運動(2歳~)
学習の前に、目を動かす準備運動として目のストレッチを取り入れてみましょう。
親子で遊びながら行うことで、楽しく取り組むことができます。
【方法】
①子どもが好きなものが描かれたカードを用意
(例:好きな食べ物やキャラクターなど)
②子どもの顔の前でゆっくりと左右に動かし、顔を動かさずに目だけで追わせる
※このとき、目を動かして追えているかをチェックしましょう。
③上下、斜めにも動かす
④それぞれ3~5回繰り返し、最後は大きく右回り、左回り (1周ずつ)
ポイントはできるだけ大きく眼筋を動かすことです。
2.指サッカード(4歳~)
サッカードとは、視線を素早く移動させる際に生じる眼球の運動です。
視線を素早く移動させ、対象物に焦点を当てるこのビジョントレーニングで、目からの情報収集能力(インプット)を高めることができます。
【方法】
①顔の前に両手の親指を出す
親指は肩幅より少し広めに左右に広げ固定する
②頭を動かさず目だけで、両手の親指の爪をパッパッパッと左右交互に見させる
③無理のないペースで「右、左、右、左」と声で誘導する
④上下、斜めも行う(それぞれ5往復程度)
最初は5往復くらいを目安にして、徐々に増やしていきましょう。
このビジョントレーニングをすることで、見るべき場所に瞬時に視線を向け、焦点を当てられるようになり、読書や板書のスピードが速くなります。
眼球を動かす練習をすることで、眼筋を柔軟にそして素早く正確になり、また両目を協調させながら動かす基礎になります。そうすることで脳が視覚情報を正確に処理していけるようになります。
このビジョントレーニングを毎日することで、視覚情報をとらえる力がアップし、脳に精度の高い情報を伝えることが可能になり、脳での処理も正確でスムーズになっていくのです。
3.ハイハイ&クマ歩き (5歳~)
体の部位を正確に認識し、イメージ通りに動かすというインプットとアウトプットを繰り返すことで、学習や運動に必要な脳の働きの土台が形成されます。
【方法】
・同側歩きでハイハイをする
(同側歩き:右手と右足、左手と左足を同時に動かす歩き方)
・異側歩きでハイハイをする
(異側歩き:右手と左足、左手と右足を交互に動かす歩き方)
・同側歩きでクマ歩きをする
(クマ歩き:肘、膝を地面に着けないハイハイ)
・異側歩きでクマ歩きをする
動きがスムーズか、リズムよく歩けているかをチェックしましょう。
この時期は視覚の感受性が高く、脳への吸収スピードも早いです。
目から得た情報に興味を持ち、自分の意志で確認しに行きます。
ハイハイやクマ歩きのビジョントレーニングを通じて、目と脳とからだの連動性を育てていきましょう。
これらのビジョントレーニングを通して、
・インプット(五感から入る情報や体の各部位を正確に認識する)
・思考・判断
・空間認識(把握)力
・アウトプット(体をイメージ通りに動かす)
を繰り返すことになります。
その結果、脳が発達し、学習に必要な脳の働きの土台が形成されていくのです。
年齢に合わせ、遊びの中でできるビジョントレーニングを、ご自宅でも気軽に取り入れてみてくださいね。
EQWEL「目の学校」のビジョントレーニングについて詳しく見る
【まとめ】
・遊びの中にビジョントレーニングを取り入れてみる
・親子で楽しみながら目の力を鍛える
・ビジョントレーニングを通じて、集中力や学習能力を高める土台が作られる
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
『子どもの天才脳を育てるコツ』好評販売中!
『ポジティブ育児メソッド』 浦谷 裕樹[著]好評発売中!
https://www.eqwel.jp/30th/book_pojiiku.html
『子どもの未来が輝く「EQ力」』 浦谷 裕樹[著]好評発売中!
https://www.eqwel.jp/30th/book.html