心の豊かさは1歳までに決まる!?愛着形成の重要性
最終更新日:2024/08/22
こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
子どもの発達において、アタッチメント(愛着)は大変重要です。
アタッチメントとは「特定の他者とくっつくこと」で、イギリスの児童精神科医であるボウルビィが提唱しました。
子どもは養育者に対して「自分は愛されている」「この人は自分を守ってくれる」という絶対的な信頼感を持つことで、
愛着(アタッチメント)を形成していきます。
このようなアタッチメントを基盤に、子どもたちは自分に自信を持ってチャレンジしたり、
他者のことを信頼して良好な人間関係を築いたりできるのです。
今回は、心の豊かさは1歳までに決まる!?愛着形成の重要性というテーマでお話します。
1.「安全基地」の役割
子どもは特定の大人(養育者)を「安全基地」と見なします。
「安全基地」で元気をチャージし、外の世界へと探索活動(遊び)に出かけます。
そして、探索活動の中でストレスがたまると「安全基地」に帰ってきて、再度元気を補給するのです。
この「安全基地」の輪と探索活動の範囲は、年齢とともに拡大していきます。
要するに、子どもの発達とは、この輪がだんだん大きく広がっていくことだと言えるでしょう。
2.アタッチメントと基本的信頼感
適切なアタッチメントによって、子どもの心身は健やかに発達していきます。
そして、養育者に対し「基本的信頼感」と「共感性」「自律性(やる気)」という3つの要素が育まれます。
赤ちゃんは不快感を覚えたり、何かしたいことがあったりすると、シグナル(泣き、笑い、視線、発声など)を送ります。
その信号を受け取ったときには、敏感に応えるようにしましょう。
赤ちゃんが不快な状況下でシグナルを送り、親がそれに応え、状況が改善されることにより、
「自分が働きかければ問題を解決できる」という自己効力感と、
「養育者は信頼できる」という基本的信頼感が増します。
3.過敏な対応は避ける
敏感に応えるといっても、過剰に欲求の先読みをして「先回り」する必要はありません。
過敏な反応を続けることで、親はいつも気を張ってしまい落ち着けなくなります。
すると、それが赤ちゃんにも伝わり、赤ちゃんもリラックスすることができなくなるからです。
基本的信頼感は、自己肯定感とともに自信を形成する要素なので、
先回りばかりしていると、自信を高めるチャンスを奪ってしまうことにもなるでしょう。
子どもが将来、自力でよい人生を歩んでいけるように育てるためには、赤ちゃんのころから「ちょうどよい加減で関わる」ことが大切です。
【まとめ】
・過剰に干渉せず、赤ちゃんからのシグナルを感じたら応えましょう
・適切な身体的接触により、基本的信頼感・共感性・自立性(やる気)を育むことができる
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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