子どもの発達を促す!「3つのT」とは?

最終更新日:2024/09/26

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

シカゴ大学医学大学院の小児外科医であるダナ・サスキンド教授は、乳幼児期における効果的な言葉かけの方法として、次の「3つのT」を掲げています。

・チューン・イン (Tune In)
・トーク・モア(Talk More)
・テイク・ターンズ (Take Turns)
これらを実践することで、子どもの脳が発達すると提言しているのです。

今回は、子どもの発達を促す!「3つのT」とは?についてお話します。

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1.チューン・イン (TuneIn=一緒に遊ぶ)

チューン・インとは、子どもの興味に寄り添い、その対象について、一緒に遊ぶ(話す)ことを指します。
まずは子どもが夢中になっているもので、親も十分に一緒に遊び、その後に、親が勧めたい別の遊びに誘う手法です。
そうすることで、子どもはやる気と集中力を保ったまま、新しい遊びに参加してくれます。

たとえば、ブロック遊びに夢中になっている子どもに「絵本を読まない?」と誘っても、注意を引くことはできないでしょう。
無理に親が勧めたい取り組みに注意を向けさせたとしても、子どもは興味を示してくれません。

そういうときはまず、子どもが夢中になっているブロック遊びに一緒に取り組んでみましょう。
すると、子どもは「親が一緒に遊んでくれるのは、私がすばらしいことをしているからだ」と考え、さらに集中して取り組みます。

しばらく一緒に遊んだ後に「次は、ブロックでつくる車の本を読もうか。楽しいよー」と誘うと、子どもはやる気と集中力を保ったまま、親がしてあげたかった絵本読みに参加してくるようになります。

絵本の読み聞かせ

 

2.トーク・モア(Talk More=たくさん話す)

これは読んで字のごとく、「たくさん話す」ことです。
子どもと話す言葉を増やすため、子どもの興味に寄り添うチューン・インと組み合わせて、
子ども が集中していることに対して多様な言葉をたくさん投げかけることがポイントとなります。

また、次のテイク・ターンズとも関係してきますが、双方向の関わりがカギとなるため、「子どもに話す」のではなく、
「子どもと話す」ように心がけます。

 

3.テイク・ターンズ(Take Turns=交互に話す)

これは、子どもを対話のやり取りに引き込んでいく方法であり、3つのTの中で一番大切なポイントとなります。
赤ちゃん期は、2か月ごろからクーイングがはじまりますが、親がまねて返事をするなど、
やり取りを行う中で、赤ちゃんは交互に話すことを学んでいくのです。

そうすることで、赤ちゃんの脳の発達が促進され、アタッチメント(愛着)が深まることにもつながります。
言葉が出るようになった後も、呼びかけたり、質問をしたりしたときに、子どもが返事(反応)をするまで待つことを心がけましょう。

さらにお勧めなのは、「どうする?」「なぜ?」というような、一言では答えられない「開かれた質問」を年齢があがるとともに増やすことです。
「はい」「いいえ」で答える質問だと、一語で会話が終わってしまう可能性があります。しかし、「開かれた質問」をすると文章で答えることになり、話す言葉の数が増えるのです。

【まとめ】
・「チューン・イン」:興味に寄り添い、一緒に遊ぶことで集中力が高まる
・「トーク・モア」:多様な言葉をたくさんかけ、子どもの語彙力を伸ばす
・「テイク・ターンズ」:交互に話すことで、脳の発達が促進され、アタッチメント(愛着)が深まる

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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