「率先垂範」子どものやり抜く力を育む親の役割とは?

最終更新日:2024/07/18

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

「親の背を見て、子は育つ」
と言われるように、日々の親の姿や振る舞いは、子どもにとって一番の手本となります。
親が口で何を言おうと、その言葉より行動のほうが、子どもには何倍もの説得力があるものです。

今回は、「率先垂範」子どものやり抜く力を育む親の役割とは?というテーマでお話します。

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1.子どもは大人の真似をする

60年程前に、スタンフォード大学で、幼児を対象に「大人の模倣の実験」を行いました。
実験室にあるおもちゃを使って大人が遊ぶ姿を見た後、
子どもがその実験室で一人になったときに、子どもがおもちゃを使ってどう遊ぶかを調べたものです。

大人が静かにおもちゃで遊ぶのを見た子どもは、大人と同じように静かに遊びました。
一方で、大人がおもちゃで遊んだ後に、等身大の人形を激しく攻撃するのを見た子どもは、
同じようにおもちゃで遊んだ後に、人形に対して乱暴に振る舞いました。
この様子を見た研究者は「子どもは大人と『そっくりそのまま』だった」と述べています。

子ども

  

2.親が進んで子どものお手本に!

このように、子どもは身近な大人である親の行動を真似します。
子どもが難しいことにチャレンジするよう仕向けるためには、親が何かハードなことにチャレンジし、
日々鍛錬している姿を見せることがカギとなるのです。

スポーツ好きの子になってほしければ、自分がスポーツしている姿を見せましょう。
学び好きな子になってほしければ、自分が学んでいる姿を見せます。

実際に、東大生の親の6割以上は、両親ともに自らを高めるために、資格試験や英会話にチャレンジしたり、
ナンクロやクロスワードなど、頭を使うことに取り組んだりしていたといいます。

このように、親が進んで子どもの手本になることを「率先垂範(そっせんすいはん)」といいます。

  

3.「率先垂範」で子どもを導く

日本海軍の名将と呼ばれた山本五十六(太平洋戦争時の連合艦隊司令長官)は、
「やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という言葉を残しています。

まずは「率先垂範」をすること。それが部下や子どもを導くカギとなります。

東大生家庭の幼少期におけるドリル実施率を見ると、
「ほとんど毎日」取り組んでいたのが一般家庭の約3倍、
「週に3~4日」が約2倍でした。
ドリルは学習習慣を身につけるために効果的な取り組みです。
東大生の多くは、幼少期からその習慣を身につけていたことがわかります。
これは、親にもそれを身につけさせるために必要な「やり抜く力」があったことを意味します。
親のやり抜く力が高いと、子どももやり抜く力の高い子に育つのです。

【まとめ】
・子どもの「やり抜く力」を伸ばすためには、自分(親)が何かハードなことにチャレンジし、お手本となるよう取り組む
・親の「やり抜く力」を見せることで、子どももハードなことにチャレンジし、やり抜くことに喜びを感じる子になる

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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