今日から実践!「強化学習」のサイクルとは?

こんにちは!0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!
子どもが何かに没頭して夢中になるには、やりたいことを続けられる環境を整えるとともに、
親や先生など、周りの大人からの働きかけも必要になります。
今回は、【今日から実践!「強化学習」のサイクルとは?】というテーマでお伝えいたします。
2. 強化学習のサイクルを鍛えよう
1.「ほめ」を繰り返すことによる効果
子どもへの働きかけの方法はいくつもありますが、最も効果があって、簡単に実践できる働きかけの一つがほめることです。
まずは否定しないこと。
そしてそこからさらに一歩進み、的確な「ほめ」を実践していくことで、子どもの夢中力が育まれるのです。
ほめることは、脳科学の観点から非常に高い学習効果を期待できることがわかっています。
例えば、運動するときのことを考えてみましょう。
【運動をする】
→試行錯誤してうまくいく
→上達する
→ほめられる(達成感・報酬を得る)
→ドーパミンが放出される(快感を得る)
→運動と快感が結びつく
→運動をしたくなる
→運動をする
このように、人間の脳は「何かした後に、ドーパミン(報酬を表す物質)が放出されると、その行動を繰り返したくなる」という性質を持っています。
つまり「何かをする→ほめる」を繰り返すと、脳内にその行動に対する強固な回路がつくられていき、好循環を生み出すことになるのです。
2. 強化学習のサイクルを鍛えよう
「何かをする→ほめる」を繰り返して好循環を生み出すプロセスは「強化学習」と呼ばれています。
この強化学習のサイクルを鍛えるには、達成感を得なければなりません。
自分一人で達成感を得ることもできますが、周りの人からほめられるとその達成感はますます大きなものになります。
特に子どもの場合は、「誰かにほめられたい」という気持ちを強く持っています。
ほめてもらえると、自信をもって、楽しみながらどんどん上手になっていきます。
運動だけでなく、勉強や芸術、お手伝い、友達との遊びでも構いません。
ほめてあげることで、その行動に対する強化学習のサイクルは強固になっていくのです。
ほめることには強化学習のサイクルを鍛える以外にも、よいことがたくさんあります。
子どもは親にも心を開いて、素直に言うことに耳を傾けるようになり、
家庭を楽しく愛にあふれたものにしてくれるのです。
早速ご家庭でも実践してみてください。

・「何かをする→ほめる」を繰り返すことで強化学習のサイクルが鍛えられます。
・学びと成長の好循環をつくるためにもしっかりとほめてあげましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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