体幹が育つ!赤ちゃんの寝返りをサポートする方法

最終更新日:2025/2/27
こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
今回も、赤ちゃんとおうちでできる運動遊びのコツをお伝えします!
ほとんどの運動遊びは、大人が赤ちゃんを少しサポートするだけですが、赤ちゃんの発達がグンと良くなります。
その中でも、生後3か月頃から取り入れたいが『寝返り遊び』です。
寝返りができるようになると、視野が広がり、赤ちゃんの好奇心が刺激されます。
この好奇心こそが、脳の活性化と今後のハイハイには欠かせないのです。
今回は、【体幹が育つ!赤ちゃんの寝返りをサポートする方法】というテーマでお伝えいたします。
1.寝返りは、赤ちゃんが獲得する初めての「●●」
生後0か月・1か月は、日中のほとんどをあおむけで過ごしますが、
これまでにお伝えした*運動遊びでたくさん遊ぶと、徐々に赤ちゃん自ら体の動きをコントロールするようになっていきます。
あおむけで寝ているとき、頭を左右に動かすこともそのひとつ。
この頃はまだ、*非対称性緊張性頸反射(ATNR)もみられ、
赤ちゃんが頭の向きを変えるたびに反射が起こることもあり、見ていて愛らしいものです。
赤ちゃん自身で、頭の向きが変えられるようになると、首すわりまでもう少し。
そして首がすわると、赤ちゃん自ら寝返りの動きを生み出すようになっていきます。
寝返りは、首がすわった赤ちゃんが、お座り→ハイハイへと進むために重要な動きで、
赤ちゃんが獲得する初めての「移動手段」とも言えます。
自発的な寝返りは、生後4か月~6か月ごろに始まることが多いですが、
それまでに、準備段階の「寝返り遊び」をしてあげると、自発的な寝返りにつながりやすくなります。
*これまでにお伝えした運動遊びはコチラ↓
発達を促す!赤ちゃんからできるうつぶせ運動
*非対称性緊張性頸反射(ATNR)の記事はコチラ↓
発達をチェック!原始反射の種類と統合の確認方法
2.準備段階の「寝返り遊び」
まずは、赤ちゃんが寝返りに向かう発達段階にあるかチェック!
赤ちゃんをあお向けに寝かせた状態で、おもちゃを持たせます。
そのおもちゃを口のあたりに持っていき、もう片方の手も続いて持ってくるかを確認しましょう。
このように左右の手を体の中心(ミドルライン)に持っていくことで、左右の機能を関連させて動かせるようになります。
これが左右差のない寝返りには大切です。
左右両方で確認し、どちらでもミドルラインに持っていくことを確認しましょう。
おもちゃは、まだ不器用で小さな赤ちゃん手でも持ちやすい、ガラガラや歯固めおもちゃなどがおすすめです。
左右の手をミドルラインに持ってくることができるようなら、
次は音が出るおもちゃなどを使って、赤ちゃんの興味をひきましょう。
そのおもちゃを目で追わせ、自ら手を伸ばしてくるか、少しサポートすれば手が伸びるか、
くりかえし興味をひいて、お遊び感覚で楽しく取り組みましょう。
ミドルラインを越えておもちゃが取れるようになると、寝返りの準備が整い始めたと考えてよいでしょう。
3.やってみよう!『寝返り運動』
① 赤ちゃんをあおむけに寝かせてから、「今から寝返りしてみようね」と声をかけ、
おもちゃなどを使って興味をひき、どちらかに顔を向けさせましょう。
②2.の「寝返り遊び」動画のように、赤ちゃんが手を伸ばすか、サポートして横向けの姿勢になるよう促しましょう。
②その後、上側にある赤ちゃんの脚を、下側の脚に交差させるよう寝返りの方向に持っていきます。
すでに脚が交差していれば、腰からひねるだけでも、回転できます。
〈注意点〉
・おもちゃに手を伸ばさないからと、強く手を引っ張ったり、脚を交差させようと、無理やり引っ張ったりしない。
・左右どちららも同じレベルでできるように促す。
・寝返りの経験が浅いと、びっくりして泣き出す赤ちゃんもいます。
「急にゴロンとなってびっくりしたね~」など、赤ちゃんの気持ちを代弁してなだめてあげましょう。
(寝返りは恐いものじゃないよ。と認識させてあげる。)
【まとめ】
・寝返り運動は、おもちゃを片手に持たせたときに、ミドルラインに持ってきてもう片方の手を添えるようになってから始める
・おもちゃなどで赤ちゃんの興味をうまく引いて、「寝返り遊び」をくりかえししてあげましょう
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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