賢さの基礎を築く!メンタルローテーションとは?

最終更新日:2024/12/12
こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
皆さんは、「メンタルローテーション」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、日常生活や学びの中で、実は私たちが頻繁に使っている重要なスキルです。
物事をさまざまな角度から捉えたり、空間をイメージしたりする能力であり、認知力や算数力を育てる鍵とも言えます。
今回は、賢さの基礎を築く!メンタルローテーションとは?というテーマで、指先の器用さの発達を促すトレーニングについてお話します。
1.メンタルローテーションとは
「メンタルローテーション」とは、頭の中で自由に物体を回転させて眺める能力のことです。
これは私たちの認知における基礎能力となっています。
この力がなければ、ある人を別の角度から眺めたときに同一人物であると認識することが難しくなります。
つまり、日常生活を送るうえでも欠かせない大切な能力なのです。
メンタルローテーションをしているときは、大脳皮質上頭頂小葉(じょうとうちょうしょうよう)という脳部位が働きます。
この部位は、物事をさまざまな視点から検討する役割を持っています。
さらに上頭頂小葉は、数的能力を司る頭頂間溝のすぐ近くにあり、ともに空間を司る頭頂葉に属する部位です。
つまり、脳では数と空間を処理する部分が密接に結びついているのです。
このことから、算数を学ぶうえで「数と空間を結びつける指導法は教育的効果が高い」と言われています。
2.メンタルローテーションを伸ばす遊び
算数力の基礎をつくるには、まず空間認識(操作) 能力を高めることが重要です。
それに適した取り組みが積み木やパズルです。
これらの取り組みは、メンタルローテーションを伸ばすのに適していて、かつ算数力を高めるのに役立つ「指先の器用さ」を養うこともできます。
さらに、「大きい・小さい」「近い・遠い」「高い・低い」 「厚い・薄い」といった空間認識を促す言葉かけをたくさんすることで、算数力が育まれることもわかっています。
年齢に合った内容の積み木やパズルをいつでも遊べるようにしておき、
子どもが取り組みはじめたら、そういった言葉かけをたくさん交えながら応援しましょう。
3.LEGO®で広がる可能性
算数力や思考力を高めるのに適した玩具としては、LEGO®もあげられます。
1932年にデンマークで生まれたLEGOは、フォーチュン誌で「20世紀を代表するおもちゃ」と評されました。
LEGOは、あらゆる年齢層の子どもが使うことができ、一人でも友だちとでも遊ぶことができる優れた玩具です。
EQWEL卒業生の木村龍斗さんは、LEGOの世界的な大会に仲間と出場し、“人と生き物に優しい街づくり”をチームテーマに作品を制作、見事世界大会への切符を手にしました。
また、作品づくりを通して世界的な課題に関心を持ち、さまざまな知識やスキルを身につけていったといいます。
理科や社会の知識を自ら学んだり、世界のLEGO情報を知るために英語で本を読んだり、地道な努力を続け、小学1年生で英検準2級、小学4年生で英検2級に合格しました。
LEGOの創作においては、
・イメージ力
・空間認識能力
・論理性
・手先の器用さ
など多様な能力が必要です。
龍斗さんはこれらの能力を伸ばすことに加え、LEGOをきっかけ世界に強い関心を持ち、さまざまな知識を身につけていったのです。
【まとめ】
· メンタルローテーションは、物事を多面的に捉える能力であり、日常生活や学びに欠かせない
· 積み木やパズルなど、空間認識能力を育てる遊びが効果的
· LEGO®は遊びを通じて空間認識力や論理性、イメージ力を伸ばす優れた玩具である
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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