学びへの意欲を高める!子どもの話を「聞く力」

最終更新日:2024/10/03
こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
子どもの話をじっくり聞くことには、共感力を伸ばすだけでなく、うれしい副産物があります。
子どもは、親が自分の話をしっかり聞いてくれると、「自分の話が通じた!」という自信を持つようになります。
すると、もっと上手に話そうと頭をフル回転させるようになり、その結果、言葉への興味が増し、知識欲が湧いてくるのです。
今回は、学びへの意欲を高める!子どもの話を「聞く力」についてお話します。
1.東大生に見る「聞く力」の効果
実際に、現役の東大生184人を対象とした調査では、90.7%が「親は自分の話を聞いてくれた」と回答し、73.4%が「勉強が好き」と答えています。
一方、一般の子どもたちを対象にしたベネッセ教育総合研究所の調査によると、「勉強が好き」と答えた小学生は60%、中学生に至っては37.6%という結果が出ています。
東大生の7割以上が勉強好きというのは、いかに高い数字か
東大生の中でも「勉強が好き」と答えた学生のうち96%が、「親は自分の話をしっかりと聞いてくれた」と答えています。
このことから、子どもの話をしっかりと聞くことが、子どもの自信を深め、知識欲を高め、勉強を好きなる大きな要因となっていることがわかります。
2.親として心がけたい「3つのT」
子どもの話を聞く際に意識したいのが、「3つのT」です。
【子どもの発達を促す!「3つのT」とは?】
①「チューン・イン」(Tune In)
子どもに寄り添い、しっかりと話を聞く
②「トーク・モア」(Talk More)
子どもの話を繰り返したり、さらに話を膨らませたりして、たくさん話す
③「テイク・ターンズ」(Take Turns)
交互に話すことで、子どもの言葉が増え、脳の発達を促す
3.「助言」「提案」で伝える
また、親としての意見を伝えるときは、子どもの話をしっかり聞いた後にするのがポイントです。
命令や禁止ではなく、「こうしたらいいと思うよ」「こうしてみたらどうかな?」といった助言や提案の形で伝えることが大切です。
このように助言や提案を繰り返すことで、子どもの自制心が育まれるのです。
反対に、命令や禁止を多用してしまうと、自制心の発達が妨げられることが多くの研究で明らかにされています。
もちろん、状況によっては多少の命令や禁止が必要になることもあります。
しかし、ほとんどの場合、それらは助言や提案に置き換えて伝えることができるのです。
命令や禁止の言葉を使うのは「ここぞ」というときに限定するようにしましょう。
【まとめ】
・子どもの話をよく聞くことで、子どもは自信を持ち、学びに対する興味を持つようになる
・命令や禁止は最小限にし、助言や提案の形で関わることで、子どもの自制心や知識欲が育まれる
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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