好奇心と探求心から日本文化への
興味が開花。知識と英語を身につける
小さなやまとなでしこ。
奈良県・自由学園富雄教室に通室中のMちゃんは、茶道や和装、なぎなたなどの日本文化に興味を持ち、お稽古に取り組む毎日。きもの文化検定4級に最年少で合格するなど成果も現れています。そんなMちゃんの学びの姿勢などを、お母さまに伺いました。
プロフィール
■奈良県 Mちゃん(取材当時10歳)
奈良県・自由学園富雄教室に通室中のMちゃんは、茶道や和装、なぎなたなどの日本文化に興味を持ち、お稽古に取り組む毎日。きもの文化検定4級に最年少で合格するなど成果も現れています。そんなMちゃんの学びの姿勢などを、お母さまに伺いました。
通室し始める前からも、おうちで手作りの教材などを使って教育に取り組まれていたそうです。「産まれた直後、寝ているわが子を見て、何をしてあげたらいいのわからなかったんです。
壁やテレビの周りに英語と日本語でいろいろな言葉を書いて貼るなど、Mちゃんの目に入る、至る所に手作りで工夫をされました。手先が器用なお母さまは、物には心があることを知り大切にしてほしいとの想いから、教材だけでなく、着物の帯や服やバッグ、勉強机やブランコ、ロフトなど、Mちゃんのためにあらゆるものを手作りされるそうです。
興味を持つと一気に集中して情報を知りたがるというMちゃん。「興味を持っていることを見逃さず、いまはこれだ!というテーマの本を集めて置いておくと、自分から読んで調べていました」。本を読むだけでなく、その興味にまつわる場所などにも、できるだけ足を運んでみるそう。中でも、教室で知った千利休についての興味と探求心は大きく、おうちに帰ってお母さまと一緒に調べていくうちに、Mちゃんは茶道への興味を強く持つようになりました。
茶道への熱意はどんどん高まり、Mちゃんは「茶道を身につけたい」と、自らの意志で習い始めました。奥の深いお茶の世界に触れることで、さらなる日本の伝統文化への興味が広がり、日本舞踊やなぎなたも習うようになりました。「楽しいし、もっともっとお稽古をして上手になりたいです」と話す、Mちゃん。その向上心はとても強く、できないところがあっても、何度もくじけずにチャレンジします。
Mちゃんは、たくさんの知識を必要とする「きもの文化検定」にチャレンジ。4級を5歳という最年少で合格し、各メディアからも注目されました。着物が大好きで、普段から自分でよく着るようにもなったそうです。また、教室の「この人だあれ」で歴史上の人物が出てくることから、歴史にも興味を持ち、高校生レベルの「歴史能力検定」日本史3級にも合格。「大和郡山市主催第7回記憶力大会自慢の部」では、利休百首を日本語と英語で暗唱し、見事優勝を果たしました。
「もっと、なぎなたやお茶や日本舞踊を習う人が増えるといいのに」。日本の伝統文化に触れる人が少なくなっている現代で、日本文化の素晴らしさを身をもって伝えるかのように、Mちゃんは、まっすぐ一生懸命に取り組み、明るく楽しくお稽古に励んでいます
「教室を通じて記憶力と速読力が身についていると思います」と話す、お母さま。数度読めば、なんでもすぐ覚えるそう。それだけでなく、感性や表現がとても豊かで、絵や文章もとても上手。「幼稚園の時には、英語で毎日絵日記を書いていたんですよ」と見せていただいたものは、英語で書かれた長文に合わせて、色彩や表情豊かにのびのびと描かれた絵が添えられている、大人顔負けのもの。
「私自身が英語が話せるようになると世界が広がったので、ぜひ子どもにもと思って」とのお母さまの想いもあり、英語教材なども使って英語と日本語の両方を学び、今はインターナショナルスクールに通っています。「英語で絵本を作ったこともあるよ」と話す、Mちゃん。「いろんなことをもっともっと知って、やってみたい」と話す向学心や記憶力、知識は、すでに生涯の財産となるものが芽を出し始めています。
人前で、英語でも日本語でも堂々と話し、意志をはっきり伝えることができるMちゃん。お母さまは「アメリカでの9.11の事件があった日に生まれて来た子なので、世界平和のために生きてほしいとずっと思ってきました。ある本で、茶道を世界中の人がすれば戦争はなくなると書かれているのを読んで、なるほど!と結びついたんです。いま一生懸命取り組んでいる茶道が、世界平和のためにきっとつながるだろうし、好きなことにとことん取り組んでもらえたら」。英語を話し、人への気配りや思いやりとともに日本の文化を身につけるMちゃん。世界への道は、すでに始まっているのかもしれません。
※所属、プロフィール等は取材当時のものです。
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