「エゴグラム」とは、アメリカの心理学者J.M.デュセイが開発した性格分析法で、世界中で広範囲な分野に用いられ高い評価を得ている心理学手法です。
人の心を右図のような5つの領域に分類してグラフにしたものが一般的です。グラフについては、どの型が優れているとか逆に悪いとかいうものではありません。
人間関係を自分の内面的な性格の癖から理解することは、自分自身の成長に役立つものです。多くのエゴグラムを解析した結果、ある種の共通した性格や生き方が見られることもわかっています。
高い理想・向上心、使命感・責任感を強く持ち完全主義的な傾向を判定。
誠実で、倫理観を持っています。高い目標意識と責任感があり、規律を重んじるなどのよい面もありますが、独尊的な態度になったり、頑固になってしまう傾向があります。
CPが高い人は他人に対して厳しく接し、CPが低い人は「ダメなものはダメ」と言えない弱さがあります。
あなたの共感・同情・受容・保護・救援などの傾向を判定
他者に対する理解があり、親身になって世話をするなどのよい面もありますが、あまりに度を越すと、おせっかいと思われる結果になることもあります。
NPの高い人は人の世話をやき、優しく人に接する傾向が強くあり、NPが低い人は周りに冷たい人と見られたりします。
合理性・論理性・客観性・計画性などの傾向を判定
自分の感情をコントロールができ、客観性に優れ、判断力があります。物事をものごとを現実的に考え、効率よく行動します。度が過ぎると、打算的で、理屈っぽい、冷たいといった印象を相手に与えてしまう場合もあります。
Aの高い人は合理的ですが感情表出が弱いため人にあまり理解されない傾向があり、低い人は周りの人に振り回されたりする傾向があります。
明朗性・活動性・積極性、好奇心など傾向を判定
自分の感情を開放的に表現し、好奇心をもち、新しいことにもチャレンジしていけます。人見知りもせず、他の人と上手に交流を持つことが出来ます。あまり調子にのると、人間関係のトラブルで、頭を抱える事になる場合もあります。
FCが高い人は楽しく生きていく傾向がありますが、周りの人をあまり気にしません。低い人は自分を抑え過ぎて地味に見えることもあります。
順応性・協調性・依存性などの度合いを判定
調性が高く受動的で、周りの目を気にして、他の人の期待に応えようと頑張る傾向があります。周囲からは「素直な子」と見られ、つらいことも、じっと我慢をできる傾向があります。度が過ぎると、ストレスを抱えむことになる場合があります。
ACが高い人は自分を抑えすぎる傾向があり、低い人は人に合わせない頑固な部分があります。この数値は、下げておく方がよいでしょう。