大阪府 Aさん(18歳)
インターナショナルスクールを卒業し、N.Y.の大学へ進学するAさん。
優しい心とイメージ力を発揮し、未来の社会のために学びたいと意欲を燃やすAさんのこれまでを伺いました。
生後4か月から教室に通い始めたAさん。お母さまは教室での教えに習い、家中のものに名前を書いて貼り紙をし、読んで聞かせていると、ものすごく早い時期から言葉を理解したそうです。
それは行動にも表れ、6か月のころにはおむつがとれたそう。「ミルクを飲んだ後などタイミングを見計らって『ミルクを飲んだからおしっこが出たね』と、言葉にしていたんです。おしっこが出たらおむつをパンパンと叩くようにして「出たら叩いてね」と言っていたら、本当にするようになって。その後、自らおしっこが出る直前に叩いて知らせるようになっておむつがとれたんです」。
お母さまは、見るもの、起こっていることをすべて言葉にしてAさんに話しました。「言葉がけにはとても気を付けました。親の概念を押しつけて、間違った思い込みやトラウマを作ってしまわないように」。絵本で悲しい場面が出てきても、ネガティブな感情が残ってしまわないよう、必ずポジティブに変えて説明したそう。
「子どもはその悲しい場面が自分に起こっていると錯覚したり、しかられたときも自分が嫌われたと錯覚してしまうことがある。だから、しかるより何が起こったのか、どうしたらよかったのかを説明するようにしました」。
さらに「親も感情的になることがあるけれど、それが子どもに影響を与えないよう、自分を落ち着かせることが先。そんなときは『今ママの中に問題が起こっています。あなたに迷惑をおかけすると申し訳ないので、少し一人にしていただけますか?』など丁寧語に変えて伝えていました。すると、安心して待ってくれ、『ママ大丈夫ですか?』と丁寧語で返してくれたりして、こちらが癒されました」と、ご自身の経験を教えてくれました。
「教室はとても楽しかった」と話すAさん。イメージ力がつき「第六感やデジャブが起こるようになりました」と言います。
このイメージトレーニングでAさんには忘れられないことがありました。小学校低学年のころ、おばあちゃんが末期ガンで余命1か月と宣告されました。先生に話すと、教室のみんなでイメージトレーニングをしようとおばあちゃんの写真と人体の絵を貼ってイメージをしました。
「子どもたちは、おばあちゃんのここが弱ってる、黒くなっているなどと見つけて、そこにレーザー光線をあててやっつけてあげる、私はお花を置いてあげる、など言いながらイメージをしていたんです。おばあちゃんは、病院から手放されたほどたくさんのガンがあったのに、退院時にはすべて良性のものに変わっていました。
しかも最初わからなかったガンの場所が、子どもたちがイメージした場所に、本当にあったんです。子どもたちが先に治療してくれた感じでした。
おばあちゃんは今でも旅行するなど元気にしています」とお母さまも子どもたちのイメージ力のすばらしさを感じたと振り返ります。
Aさんは教室でのことを「みんなで協力してひとつのゴールに向うのが、充実していたし楽しかったです」とも話します。
「教室では仲間のことも自分の一部として捉え、自分が一番になることより、みんなができるように待ったり応援したり、自然に協力していた。思いやりのある子に育ってくれた今、この教えが身についていると感謝しています」と語ります。
そんなAさんは国際社会でのスキルが身につくようインターナショナルスクールに通い、今年の秋からはN.Y.の大学へ進学予定。医師を目指しているものの、これからの地球や人の未来を考え、環境科学や地球温暖化の分析について学びたいと意欲を燃やします。
「教室は人生の勉強、親子の助け船でした。楽しく、興味を持って学びをおもしろくすることや、集中力をつける方法を知ることができ、教室にあやかって子育てができて幸せでした」とお母さま。「あとは自分で社会に出て、波にのってもらえたら」とのお母さま。地球規模まで膨らむ夢は、まるで明るいAさんの未来をも示しているかのようです。
※所属、プロフィール等は取材当時のものです。
生活や遊びでも、すべて学びにつながるよう工夫していたというお母さま。「何かをほめるとき『ご褒美にドッツしてあげるね』と言ってしてあげると、ドッツは特別ないいものと暗示にかかる。このように勉強をいいものと思うようにしたり、ドッツに飽きてきたら好きなキャラクターを途中に挟み込んだり、赤丸ドッツの上に、お花や蜂のシールを貼ったりしていました」。興奮させておもしろくする工夫をあれこれして学びを楽しんでいたそうです。
Copyright © EQWELチャイルドアカデミー All Rights Reserved.