福岡県 Tさん (22歳)
1歳から小学6年生まで教室に通ったTさん。
大学生になった今、教室で身につけたものが生活すべての中でいきていると感じているそうです。そんなTさんのこれまでをお母さまとご本人に伺いました。
生後間もなくから教材を家で使い、近くに教室ができたことで1歳より通室し始めたTさん。楽しい思い出しかないそう。速読、ドッツ、当てっこあそびなどをゲーム感覚で楽しみ、特にイメージトレーニングは心地いい時間で印象的だったようです。
こうした教室での取り組みをしていくうちにさまざまな能力が磨かれました。
「教室のおかげで特に暗記力は身についたと思います。暗記科目は苦もなく憶えられて試験で役に立ちました」。記憶力は特に優れ、「映像記憶ができるようになり、それを発展させて、映像記憶をつなげて動画記憶もできるようになりました」とのこと。
これは勉学だけでなくスポーツにも有効的で、競技ダンスでも活かされています。「ステップはその場ですぐ記憶し、帰宅後も頭の中で繰り返し動画再生し反復練習。うまい人の踊りも動画記憶し、再生しながら自分にダウンロードさせてなりきって踊ってみたり」。教室で身につけたイメージ力と記憶力のかけあわせで、生活の中で役立つ大きな能力に発展しました。
「教室で習ったことを生活の中で活かせたので、これまでの人生は楽しかったです」とTさん。
必要な本を探すときにも「これ」と思う本は光って見え、迷いなく適したものが選択できるそう。「服を買うときも、どこかへ行く選択をするときも、こういった直感が働くと毎日が『ラク』ですよね。ラクで楽しい日々は、教室での学びからできているんでしょうね。人が持っている力をしっかり引き出してもらったと思います」とお母さま。
これは考え方においても同じ。「中学高校と進んでも、友達から『その考え方いいね』『Tさんと話していると落ち着く』など言われて。これって、教室に通っていたからこういう考え方ができるようになったと気づいたんです。
自分のことを自分で信頼でき、自信を持って生きてこれたのは教室に通ったおかげ、通わせてくれた親のおかげです」。お母さまも「日々のものの考え方、感じ方、とらえ方などベースには、教室の教えが溶け込んでいるんでしょうね」。親子口をそろえて「教室は楽しかったよね!本当に行って良かった」と楽しそうに話します。
今でも時には抱きしめをするという、Tさん親子。信頼関係もしっかり築かれてます。
「母が自由にさせてくれたからだと思います。成績や数字で評価するのではなく、僕自身を見守ってくれ、ほしい時に、ほしい言葉をちゃんとくれる。それが勇気にもなっています」とTさん。お母さまも「見守れたのは『こうだとよくない?』『僕はこうしたい』など常に言ってきてくれたことが、そうだね、見守っていこう、と思わせるようになりました。ここまで来るのは大変でしたけどね(笑)。
夏休みの宿題が8月31日まで残っていて、私がしかってケンカになる。でも、教室で磨かれた能力のおかげできっちりこなせるんですよ(笑)。
後にこの話をした時、『宿題は期日までには終わらせるのに、なんでお母さんは怒るんだろう』と言ったんです。これで、親と子の目線に食い違いがあるんだとわかりました。
この気づきは大きく、これに気づけば後はラク。この子の目線で進んでいくようになりました。なかなかできないこともあったけど、今やっと本人の意思を手伝う、寄り添う、というスタンスができるようになりました」。
Tさんの夢は、プロのダンサーになること。「ダンスを習いに来られる方はどんなに疲れていても、帰る時は笑顔になって元気になって帰るんです。人を笑顔にできる仕事ができたらと思っていたので、それがダンスでできたら」。そんな想いを抱くTさんからは、きっと周りにも、未来にも、笑顔の連鎖がどんどん大きく広がっていくことでしょう。
※所属、プロフィール等は取材当時のものです。
絵本の読み聞かせをたくさんしていたお母さま。お父さまも、Tさんを寝かしつけるときに、創作話や絵本の続きも創ったりして楽しく聞かせてあげていたそう。こうした工夫があったからかTさんは「僕もお話を創ることは好き。さらにイメージ力を膨らませて感情移入させたりするので、人の気持ちを考えることにもつながっているのかなと思います」。
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