青森県 Wさん (24歳) (左はご主人)
「真の国際人になりたい」と国内外で自分を磨いていたWさんは大学卒業後、オックスフォード大学 大学院で学びを深めます。どのような歩みをされたのでしょうか。
10歳のときに出演したオペラで外国の方と一緒に舞台に立ったことから世界へ目を向け、英語への興味が目覚めたWさん。どうやったら英語が話せるようになるか、自ら考え、ホームステイをしたり、高校はインターナショナルスクールへ進学。留学も経験しました。
欧米の教育は、自分の意見を持ち自己表現をすることが基本。「しっかり自己表現などをしていたので、すぐなじめ、自分には欧米の教育が合っていると思いました」。
さらに海外での生活を経験したことで「もっと日本のことを知らないと」と痛感。「海外に出たときに日本のことを紹介できるよう、日本人としての誇りを持たないと真の国際人になれないと思いました。
この想いから海外の大学ではなく日本に戻って秋田の国際教養大学に進学しました。
国際教養大学は約33か国からの留学生が集まるグローバルな大学。
「さまざまな国の学生と一緒に生活するうちにいろんな視点から日本を知ることができるのでは」と思いました。一生懸命日本語を勉強している留学生たちを見て彼らに日本のことや日本の魅力を教えられる立場になりたいとの想いが強くなりました。
秋田に住んでいたので、なまはげを見に行ったり、きりたんぽを食べたり、できるだけ留学生と過ごし、彼らの目を通じて日本を見る機会ができ、発見がたくさんありました。
wさんは英語や国際的な視点から子どもの言語習得にも興味を持ち、大学在学中、教室での英語教師の資格を取得。教室で英語を教えるようになりました。
また日本好きで日本に留学中の方と結婚もしました。日本語が話せなかった彼が話せるようになった過程を見守る中で「私はこういう人たちを支えていきたい」と目標が明確に。
「日本人の英語習得について、これからの研究題材にして、幼児教育に携われたことの経験も生かしていきたいです。
進路について考えていたときに、着目したのが世界トップレベルのイギリスのオックスフォード大学。
この大学院に日本について研究している最高峰の教授たちがいることを知り、「ここでさらに国際的な視点から日本を学びたい。そのような教授たちのもとで勉強できたらとてもおもしろいことが発見できるのでは」と思ったそう。
「行ってもいい?」と聞かれたお母さまは「自分が行きたいと思うならいいんじゃない」と二つ返事したものの、1年後いきなり合格の話を聞いて、とても驚かれたそう。「昔から私の決断ややりたいことはすべてサポートしてくれました。」とお母さまへの想いを話してくれました。
英語が話せるようになりたいと思っていた頃からは真逆で、日本を知りたい、日本語を学びたいとの想いから、超難関のオックスフォード大学 大学院への進学が決まった今。「真の国際人」とは英語が話せて海外のことをよく知っている人ではなく、日本のことをよく知っていて、日本を背負って世界へ出て行く人だと気づきました。
昔からブレずに想い続けてきた「真の国際人」としてさらなる高みへと歩み進めています。
※所属、プロフィール等は取材当時のものです。
「勉強をさほどしていないのに、歴史のCDなど頭に入っているものがすぐに出てくると感じたり、数字変換100ワードなどをしていたので数字も強い。記憶力はすごくいい人と人から言われます」というwさん。「英語も速聴で聴いていたことで、習得が早かったのかなと思います」。耳から入る学びや脳への刺激は、後に大きな実を結んだようです。
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