「ほめて伸ばす」の科学的妥当性とは?

こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!

ほめて伸びるタイプ・叱られて伸びるタイプ、とよく耳にするかと思いますが、皆さんのお子様はどちらのタイプでしょうか?

今回は、【「ほめて伸ばす」の科学的妥当性とは?】というテーマでお伝えいたします。

【ポイント】

①:「ほめることで伸びる」という根拠はあるのか

②:ほめることで、人に対してどのような影響があるのか

 


 
 

よくいわれるこの言葉ですが、生理学研究所の定藤規弘教授のグルーブが行った、「ほめる」行為がもたらす能力面の効果に関する実験によって、実は、科学的に正しいことがわかってきました。

その実験は、参加者がパソコンのキーボードを打つ練習をした後、テストを行い、その結果を伝えるときに3つのグループにわけて、それぞれ異なる方法で成績を発表するという内容です。

1つ目のグループに所属する人には、「あなたの結果はすばらしかった」と伝えました。
例えば、実験参加者の名前が佐藤さんだった場合、「佐藤さんの成績はとてもよかったですよ」と伝えます。

2つ目のグループには、「他の人の結果はすばらしかった」と伝えました。
前述の例でいえば、佐藤さんに「同じ試験を受けた田中さんの成績はとてもよかったですよ」と伝えたのです。

3つ目のグループには、テスト結果の数値だけを伝えました。
誰であれ、「あなたの結果は3点でした」というように、ほめることはせずに成績の数字だけを伝えるようにしたのです。

その翌日、実験参加者たちは抜き打ちテストを受けさせられます。前日と同じ形式のテストを、何の予告もなしに受けたのです。
すると、1つ目の「本人がほめられた」グループだけ、他の2つのグループに比べて、平均点が統計的にみて明らかに高くなりました。

この結果を受けて、定藤教授の研究グループは、「自分がほめられる」ことで、記憶の定着がよくなったのだと指摘しています。
特に、学習やスポーツ、ピアノなど、動作を伴う練習をしたのちにほめられると、記憶に残りやすい小能力として定着しやすい、ということです。

定藤教授は「『ほめて伸ばす」という標語に科学的妥当性を提示できた」といっています。

料理に隠し味を加えると、グッとおいしくなるように、何かをした後にほめられると、その効果がグッと高まるのです。

 


 
 

いかがでしたでしょうか。

【まとめ】

・「ほめて伸ばす」の妥当性は、科学的に証明されている。

・動作の後にほめられると、記憶に残りやすく、能力として定着しやすい。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【出典】子どもの未来が輝く「EQ力」 | 浦谷裕樹著(プレジデント社)