なぜ親の「想い」は伝わるのか? 幼児期の「脳波」を知りましょう!

こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!

今回は、【なぜ親の「想い」は伝わるのか? 幼児期の「脳波」を知りましょう!】
というテーマでお伝えいたします。

【ポイント】

①:脳波の種類について

①:子どもと成長と脳波の関係

②:乳幼児に親の「想い」が伝わる理由

 


 
 

1. 脳波の種類について

子どもと大人に同じ言葉をかけても、その効果はまったく違います。
子どもの方が、より大きな効果を発揮するのです。

なぜこのように、子どもには親の想いが伝わりやすいのでしょうか。
その理由の一つとして、脳波から見た見解をご紹介します。

脳波には大きくわけて、以下の4つがあります。

①ベータ(β)波: 起きているとき脳波
②アルファ(α)波:目を閉じてリラックスしているときの脳波
③シータ(θ)波: 寝る直前のまどろんでいるときのシータ(θ)波、
④デルタ(δ)波: 熟睡しているときのデルタ(δ)波

 
 

2. 子どもの成長と脳波の関係

子どもは新生児期から学童期、成人期へと至る過程で、脳の神経細胞の数は変わりませんが、それらの間の神経線維が急速に発達します。
それに伴い、脳波の周波数も変化するのです。
新生児期の脳波は、眠っているときに出るデルタ波が主体です。

その後、生後1年頃よりシータ波が主体になります。
3~5歳頃でシータ波からアルファ波に変わっていき、10歳頃ではアルファ波が主体となっていき、シータ波が減ります。
そして、15歳前後でアルファ波が優勢な成人に近い脳波となり、20歳頃に完全に成人の脳波になるのです。

このように、脳波には、個人差があるものの、それぞれの成長時期に応じて優勢な周波数帯域があります。

脳波は起きているか、眠っているかという意識レベル(覚醒・リラックス・浅い睡眠・深い睡眠)によって変化する指標です。

脳波の中でもシータ波が出ている状態は、大人でいうと浅い睡眠状態です。
うとうととまどろんでいて、意識の働きが弱くなり、潜在意識(無意識)に働きかけやすいタイミングだといえるでしょう。
いわば、催眠状態のような暗示にかかりやすくなっている状態です。


 
 

3.乳幼児に親の「想い」が伝わる理由

つまり、0~3歳の乳幼児期は主にシータ波が出ているので、いつも催眠状態に入っているといえます。
周りの言葉かけが暗示となって、潜在意識、すなわち頭や心の奥底にスーッと入っていく状態であるということです。

脳波で見ると、0~3歳頃の乳幼児期には周りで起こっていることが催眠状態のようにすいすい潜在意識に入り込み、記憶に定着しやすいのです。

 


 
 

いかがでしたか?

0~3歳のお子さまには愛情のある、前向きな言葉がけが大切と言われる理由はこの時期に優勢な脳波に理由があるということがお分かりいただけたと思います。

【まとめ】

・乳幼児期はシータ波が優勢なため、大人の催眠状態に近く、かけた言葉が定着しやすい。

・幼児期には、積極的にほめたり、前向きな言葉をかけてあげましょう。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【出典】子どもの未来が輝く「EQ力」 | 浦谷裕樹著(プレジデント社)