ピアノコンクールで大学生日本一に!【みんなの育WELL:開坂望生さん】

こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELTIMES編集部です。

今回の「みんなの育WELL」では、全日本ピアノコンクール(大学生の部)で優勝した青森東教室の卒業生、開坂望生(かいさか みお)さんを紹介します。

 

小6で個人リサイタルを開く

望生さんはお母さまから見るとマイペースで、のんびりしている内気な子でした。

お母さまは、好きなことを伸ばしてあげたいと思い、望生さんが4歳のときにEQWEL教室に入室。
明るく楽しいレッスンで、望生さんもレッスンが大好きになり、続けていくうちに手先が器用になって、集中力が身についていきました。

暗唱を続けたことでグングン記憶力が伸び、大学生になった今もコンクールや試験で30~40分ある曲を暗譜(記憶)し、楽譜を見ずに弾けるのだそう。

お母さまは、「明るくなって、人前に出て自分を表現できるようになってほしい」と思い通い続けていましたが、イメージ力とともに表現力も身につき、今も活かしています。

その一例として、ピアノの楽譜を見たときに「こう演奏したらいいな」というイメージが湧き、本番が近づくと、直感・ひらめきが冴えるとのこと。

そのイメージや直感に従って演奏すると、審査員や先生、観客や友人から
「面白い解釈だね」「こういう弾き方もあるんだね」「よく考えている演奏だね」
と言われるそうです。

ピアノの方は、お母さまが高校生までピアノをしていたこともあり、3歳くらいから一緒に遊びはじめ、4歳からピアノ教室に通うようになり、どんどんハマっていきました。

もともと内気だったのが、EQWEL教室とピアノ教室に通いはじめてから自分を表現できるようになっていった望生さん。
小1で初めてコンクールに出場したときは、独特のピリピリした雰囲気で怖く感じましたが、持ち前ののんびりさで乗り越えていきました。

周りのサポートもあり、小6の時に、青森のお店を借りて、ドリンクを出して、個人リサイタルを開催。

プログラムを自分でつくり、当日は一人で1時間半、満席の聴衆の前で、長い曲を交えながら弾いたのがよい思い出となっているそうです。

 

全日本ピアノコンクール優勝への軌跡

学年が上がるにつれて、深まっていくピアノへの想い。

小中学生の頃は1日2~3時間だった練習時間が、中3の頃に音大進学を自分で決めた後は、一日6時間練習するようになりました。

音大受験は3次試験まであり、気持ちを保つのが大変でしたが、日頃の努力の甲斐があり、見事ストレートで合格。
グランドピアノとともに愛知県へ引っ越しし、今は大学でもアパート(防音室あり)でも演奏しつづけるピアノ漬けの日々を送っています。

 
大学生になって初めて出場した全日本ピアノコンクールでは優勝できませんでした。
コンクールで負けたり、思った通りに弾けなかったときはすごく悔しがる望生さん。
ですが、すぐに気持ちを切り替え、「次は絶対1位を取る」と決めて、イメージし、練習に勤しむ粘り強さがあります。

ますます練習に勤しみ、迎えた2回目の全日本ピアノコンクールで見事優勝することができました。

 
【全日本ピアノコンクールの大学生日本一の演奏動画はココをクリック】

 

 
数々のピアノコンクールで受賞していく中(※)、幼少期は内気だったのが、今や大きいホールで弾けるのが「気持ちいい! 楽しい!」と感じるまでになりました。

 
【コンクール後のインタビュー記事はココをクリック】

 

恩師と

 

望生さんの才能を開花させた「母親の日々の接し方」

お母さまは、望生さんの良いところを伸ばすために、そのままの望生さんを認めてほめてあげて、できるだけ否定的なことは言わないようにしました

仕事をしていたので、日中は祖母が育児を手伝ってくれましたが、寝る前にはなるべくたくさん絵本読みをしてあげたとのこと。

望生さんが絵本を暗記して、ひまわりを見て「ゴッホ」と言うなど、時々内容を言うのにビックリしたそうです。

 
家では自作のフラッシュカードや四字熟語カードを見せ、百玉そろばんもしました。

飽きさせないように、お人形を出して一緒にしたり、気分が乗らないときにはムリせず、絵本読みや遊びを多くしたり。
あの手この手と工夫をして一緒に楽しく自宅学習に取り組みました。

 
車の中や寝る前はいつも、クラシックや心が落ち着く音楽、課題CDをかけるようにしたお母さま。
そのおかげで、望生さんの豊かな音楽センスが育まれたのでしょう。

お母さまは、教室に通ったことで、同じクラスのママ友と情報交換したり、先生に相談したりできたのがよかったと言います。

 

望生さんのお母さまより、現在小さなお子様の子育て真っ最中の方へ一言

ママ
ママ
大変だと思いますが、「ほめて認めて愛して育てる」のがお勧めです。
きれいなものを見て、いい音楽を聞いて、いい言葉をかけてあげた方が、きれいな心のお子さんに育つと思います。

 
 
今は大学院進学を目指して、日々ピアノに勤しんでいる望生さん。

将来はピアノの演奏活動をしながら、指導者としても活躍したいと考えているとのこと。
ピアノ協奏曲にもチャレンジしていきたいそうです。

 

 
望生さんの今後ますますの活躍が楽しみです。

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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(※)開坂望生さんのコンクール実績(幼少期より)
・ 第40回ピティナ・ピアノコンペティションE級本選第1位、全国決勝大会入選
・ NPO法人東北青少年ピアノコンクールA部門(30歳以下)本選銀賞
・ ピアノ教育連盟主催JPTAピアノ・オーディション第31回、33回全国大会入選
・ ヤマハジュニアピアノコンクール青森大会初級B部門金賞
・ 第15回PIARAピアノコンクール全国大会デュオB部門第3位、ショパン賞受賞
・ 第13回ショパン国際ピアノコンクールinASIAコンチェルトA部門アジア大会奨励賞
・ 第21回大阪国際音楽コンクール(FINAL STAGE)ピアノ部門Age-Uエスポアール賞
・ 広島日野自動車株式会社創立75周年記念事業、第2回ひのっ子ピアノコンクール+本選第2位
・ 第2回全日本ピアノコンクールF級全国大会第1位、入賞者コンサート出演 ← 【大学生日本一】
・ 第8回下田国際音楽コンクールプロフェッショナル部門審査員特別賞
・ 第2回グランディール音楽コンクール大学・一般部門全国大会金賞
・ 第14回セシリア国際音楽コンクールピアノ部門大学生の部本選第1位、併せて審査委員長賞受賞