処理力のベース『脳の実行機能』の高め方 | EQWEL TIMES | 幼児教室イクウェルチャイルドアカデミー

こんにちは！
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回は、処理力のベース『脳の実行機能』の高め方についてお伝えします！

処理力のベースとなる『脳の実行機能』を高めるにはどうしたらいいのでしょうか？

まずは、生活環境を整えます。
そして、反復練習に振り返りを加えることで実行機能を高めます。

集中の切り替えとたくさんの取り組みで実行機能が高まり、「処理力」を身につけることができるのです。

EQWEL教室では、50分のレッスン内に20種類以上の取り組みを次々と行います。

処理力を伸ばす取り組みをしっかりと続けると、子どもはみるみる賢くなります。

今回は、処理力のベース『脳の実行機能』の高め方というテーマでお伝えいたします。

【もくじ】

1．脳の「実行機能」
2．実行機能を高める
3．高速取り組み切換法

1. 脳の「実行機能」

集中力が高くて思考力が豊かであっても、考えたことを次々とアウトプットする処理力が低いと、たくさんの結果を残すことはできません。
IQテストや学力テストではたくさんの問題が出題され、次々とこなしていく能力が必要となります。
そういった能力を「処理力」と呼んでいます。

「処理力」のベースとなるのが脳の「実行機能」です。
実行機能とは、目標を達成するために自分の欲求や考えをコントロールする能力で、幼児期にめざましく発達することがわかっています。
IQよりも子どもの将来に影響を与える能力として注目を浴びています。

この実行機能は3つの要素で構成されています。
●抑制機能：今している活動をやめる
●注意の切り替え：新しい活動に注意を切り替える
●情報の更新：活動に集中して頭の中の情報を更新する

例として、「自宅学習をする」という目標のために①～③をする必要があります。
① お勉強の時間になったらそのときにしている遊びをやめる（抑制機能）
② 教材を出して机に向かう（注意の切り替え）
③ 課題や問題に集中して取り組む（情報の更新）

実行機能は、目標を達成するための頭の切り替えに大きく関わっているのです。

実行機能を高めるには、「生活環境を整える」と「日々できる取り組み」をおこなう必要があります。

【生活環境を整える】
生活環境を整えることが、実行機能の発達によい影響を与えることがわかっています。
●家庭環境
●睡眠時間
●健全なメディア視聴時間　など

慶応義塾大学の藤澤啓子博士たちの研究で、子どもの実行機能の発達は遺伝よりも環境が大切であることがわかっています。

【日々できる取り組み】
実行機能の向上で日々できる取り組みとしてこのようなものがあります。
●反復練習と振り返り
●運動
●音楽　など

～反復練習と振り返り～
反復練習：子どもに切り替えの練習を繰り返しさせ、実行機能を高めます。
振り返り：子どもが失敗したとき内容の振り返りをさせます。
※振り返りをすることで失敗の数自体を大きく減らせるそうです。

反復練習に振り返りを加えることで、より一層実行機能によい影響を与えることができます。

EQWEL教室では、50分のレッスン内に20種類以上の取り組みを次々と行います。
1つの取り組みは2～3分ほどで、すぐに次の取り組みに移ります。
子どもが集中できる時間は短いので、集中が途切れる前に次の取り組みに移ります。

このように次々と集中を切り替えてたくさんの取り組みを達成していくことで、実行機能を高めながら「処理力」をグングン身につけることができます。

処理力を養うためにはテンポとリズムが大切です。
テンポよくリズミカルに子どもがやる気になる言葉かけをしながら、次々と取り組んでいくのがポイントです。

処理力を伸ばす取り組みをしっかりと続けると、子どもはみるみる賢くなります。
小学校に上がった後も勉強を楽に学べるようになっていくのです。

「学校での勉強が早くできてしまったら、授業で退屈するのでは？」という声を聞きますが、もし授業内容がわかっているのなら、授業は復習を兼ねた処理力向上の場として活用するのがよいでしょう。
同じような問題をできるだけ速く解答できるようになる訓練の時間にしてください。

授業をうまく活用できれば、内容が脳に深く定着し処理力にどんどん磨きがかかっていきます。

賢い時間の活用法を伝え、処理力をぐっと伸ばしてあげましょう。

【ポイント】
・「処理力」のベースとなるのが脳の「実行機能」である。
・生活環境を整えて反復練習と振り返りで、実行機能を高める。
・集中の切り替えとたくさんの取り組みで、「処理力」を身につける。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました！