自主性を育てるための3つのポイントとは

こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!

子どもを自由に育てることは大切ですが、それは、子どもが自主的に考え、動き、決定するという体験をさせることと言い換えることができます。

今回は、【自主性を育てるための3つのポイントとは】というテーマでお伝えいたします。

【ポイント】

1. 社会に出ると求められる「自主性」
2. 内発的動機付けを高める手法とメリット

 


 
 

1. 社会に出ると求められる「自主性」

子どもでも大人でも、やる気の源は「自分で決めること(自己決定)」にあります。
どれだけ自分で決めたかが、やる気の大きさに影響を与えるのです。

やる気には、報酬と処罰(アメとムチ)など、外側から与えられるものによってコントロールされる外発的動機づけと、よりよく学び、創造し、貢献したいという、内側から湧き出る内発的動機づけとがあります。
やる気をもたらす要素を科学的にまとめた「自己決定理論」によると、内発的動機づけのほうが、やる気を高め、持続することができるといいます。

アメリカのコンサルティング会社であるマッキンゼーは、「(これからの)世界経済は、型にはまらない創造的で観念的な能力を、今まで以上に必要としている」と報告しています。
また、新しく生まれる雇用や仕事に関しては、決まりきった仕事をするルーチンワークよりも、創造的・発見的手法により、新たなものを生み出していく仕事のほうが増えると予測しています。

この新たなものを生み出していく仕事をするには、一人ひとりの自主性が頼りであり、それを引き出すには、内発的動機づけを高める必要があります。

では、どうすれば内発的動機づけを高めることができるのでしょうか?

 
 

2. 内発的動機付けを高める手法とメリット

「自己決定理論」では、以下のようなときに内側からやる気が沸き上がるといいます。
・自主的に物事を決めるとき =自分でやりたい(自律性・自己決定)
・自分が有能であると感じられるとき =能力を伸ばして発揮したい(熟達・成長・有能感)
・人々とのつながりが感じられるとき =人々とよい関係性を持ちたい(目的・愛・貢献)

また、それに基づいた行動をとった場合は、以下のようなメリットがあるということです。
・生産性、幸福感、興味、やる気が高まる
・長期的には外発的動機づけでの成果をしのぐ成果を上げる
・行動のためのエネルギーは容易に補充でき、安全で無限に再生できる
・肉体的にも精神的にも、大いに満足できる状態をもたらす

ですので、子どものやる気を高めるには、ことあるごとに、子どもが自分で物事が決められるように導いてあげるといいでしょう。

たとえば絵本の読み聞かせのときに、2~3歳のころであれば、「この2冊のどっちを読む?」といった2択にして、大きくなってきたら選択肢を増やし、やがては「どの本を読んでほしい?」と自由に決めさせてあげるようにします。
読む時間や冊数なども決めさせてあげると、ますますやる気が高まることでしょう。

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自己決定できることは、ある意味「遊び」であるといえます。
親がしてあげたいことや、子どもに身につけてほしいことなども、徐々に自己決定の要素を増やして「遊び化」させていきましょう

 


 

【まとめ】

・やる気の源は「自己決定」にあることを知りましょう
・内発的動機付けを高めるための手法とメリットを理解しましょう
・身近なことから、子どもに選択・決定させるトレーニングをしましょう

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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