「勉強しなさい!」は逆効果!なぜ勉強するのかを伝える重要性
最終更新日:2024/04/18
こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
いつまでも遊び続けるわが子の姿にイライラして、「勉強しなさい!」と言ってしまってはいませんか?
ついつい口をついて出てしまうこの言葉には、効果があるのでしょうか。
今回は、「勉強しなさい!」は逆効果!なぜ勉強するのかを伝える重要性というテーマでお伝えいたします。
1.「勉強しなさい」と指示すると「勉強=やりたくない嫌なこと」というイメージに
自身も東大出身で、息子2人も東大へ進学したOさんは、子どもに対して「勉強しなさい」「宿題をしなさい」など、
「〇〇しなさい」ということは、一切言わないと決めていたそうです。
「馬を水辺に連れていくことはできても、(馬が飲みたいと思わなければ)水を飲ませることはできない」
というイギリスのことわざにあるように、本人がやりたいと思わなければ、やらせることはできないからです。
なぜなら、そういった指示・命令の言葉を使うと、そうするように伝えたことが、
イコール「やりたくない嫌なこと」であるというイメージでつながってしまうからです。
こういった指示・命令の言葉を使えば、一時的には親の言葉 に従うかもしれませんが、
その後やる気を持って自主的に取り組むことはなくなります。
2.「勉強しなさい」という言葉より、手間ひまをかけて
また、4人の子どもが東大理Ⅲ(医学部)に進学したSさんは、
「子どもに『勉強しなさい』と言えば母親の気持ちは収まるけれど、それは自己満足にしかなりません」と言います。
それよりも、「今から15分だけプリント3枚しようね」などと、具体的な数字を入れて、やることを伝えていたそうです。
実際に、現役東大生を対象とした数々の調査結果によると、
6~7割の学生が、親に勉強しなさいと「言われなかった」と答えています。
女子に限っていえば、9割以上が「言われなかった」と回答しています。
慶応義塾大学の調査によると、単に「勉強しなさい」というよりも、
実際に横について勉強を見たり、勉強する時間を決めて守らせたりするなど、
手間ひまをかけたほうが、勉強への意欲が膨らむことがわかっています。
3.「なぜ勉強するのか」を伝えることで学び好きの子に
さらにいうと、子どもに「勉強しなさい」と言うのではなく、「なぜ勉強するのか」について、子どもに伝えてほしいと思います。
もし私が、「なぜ勉強するのか」と聞かれたら、こう答えるでしょう。
① 知る喜び・学ぶ喜びを味わうため
② 自分を成長させるため
③ よりよく人の役に立つため
学ぶこと自体に大きな喜びがあり、その喜びを味わいながら、自分をますます成長させ、社会によりよく貢献していく。
勉強、すなわち学びには、自他を幸せにし、社会を発展させるポジティブかつ大きな力があるのです。
一度子どもが「学び好き」になったら、それはその子の一生の財産となります。
「勉強しなさい」と言う代わりに、「なぜ勉強するのか」を子どもに伝え、「学び好き」の子に育んであげましょう。
【まとめ】
・指示・命令の言葉を使えば、一時的には従うが、その後自主的に取り組むことはなくなってしまう
・勉強する内容・時間を具体的に伝えたり、勉強を見てあげたりと、手間ひまをかけることで勉強への意欲が膨らむ
・「なぜ勉強するのか」を子どもに伝えることで、学び好きの子に
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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