まるごと受け止めると、子どもはどこまでも成長します。【浦谷博士のEQ力コラム vol.4】

子育て

みなさん、こんにちは。
EQ力を育てるEQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。

12月初旬に広島大学における「日本情動学会」に参加しました。
音楽や笑いヨガ、香りや禅、家庭における情動教育など、
あらゆる分野より情動(=感情)にかかわる研究発表があり、
大変勉強になりました。

日本情動学会
詳しくは下記ブログ↓↓↓をご参照ください。

【参考】ブログ『心と才能を豊かにする』
「子ども虐待と脳科学」からみた~幼少期に望ましい接し方~
https://ameblo.jp/uratani-hiroki/entry-12426360956.html

今回は、「まるごと受け止めると、子どもはどこまでも成長します。」
というテーマでお伝えいたします。
 


 
 

子どもはそれぞれに個性があります

「子どもの個性を受け入れて否定しないこと」。
それこそが、子どもたちの「EQ力」を育み、大きな成長を呼び起こします。

ずっと一人遊びを続ける子、
「やりたい!」という割にすぐに飽きてしまう子、
熱中しだすとそれ以外が疎かになる子など、
子どもはそれぞれに個性を持っています。

ですが、やはり
「この子は他の子よりも成長が遅れているのかも」
「このままだと、将来、本人が苦労するはず」と
不安になる保護者の方は大勢います。

親として、心配することは本当に大切です。
ただ、そのせいで、「この子は何をやってもダメなんだ」と、
個性や可能性を否定してしまわないように
気をつけましょう。
 
 

母親は子どもの安全地帯

子どもは、親が自分に向ける視線や言葉から、
自分が愛されているかを鋭く感じ取ります。

のびのび成長する上で、親との関係は、
安心できるものでなければなりません。

幼少期

 
イギリスの児童精神科医であるジョン・ボウルビィ博士が提唱した
「アタッチメント理論」によれば、
親、特に母親には子どもにとっての安全地帯のような役割があります。

子どもたちは、そこで安らぎとエネルギーを蓄え、
自然と安全地帯の外にあるいろいろなことに
挑戦することができるようになるのです。

つまり、新たなことにチャレンジし、集中して、あきらめずにやり通すには、
すべての面で親に受け入れられ、安心できる状態でなければなりません。
 
 

自己肯定感を育てる子育て

EQWELチャイルドアカデミー卒業生の
丸本崇博さんは、両親から個性を受け入れてもらって
育てられたおかげで、自信と才能がぐんぐん伸びた様子が
よくわかる一人です。

崇博さんは、競技ダンスの選手で、1歳から12歳まで
教室に通っていました。

学生時代には全国大会での優勝をはじめ、
順調に成績を残し、現在は一流のダンサーとして
大会に出たり、後進を育てたりしています。

「幼い頃から自分に自信を持てて、ポジティブなイメージしか湧いてこない」

「両親は、子どもの頃から僕の見ているもの、感じているものを一切否定せずに信じてくれ、
思うように行動させてくれました」

と、崇博さんの話を聞いていると、
自己肯定感がしっかりと育っている様子が伝わってきます。

崇博さんの両親のように、
子どもを丸ごと認めることができれば、
子どもは自信を持って、好奇心を感じたことに
主体的に取り組むようになります。
 


 
今年も残すところあとわずか。
来年も各地で講演会を開催いたします。

1月は、
14日 稲毛(千葉県)
20日、25日、30日 布施(大阪府)
27日 奈良市
28日 高松(香川県)
31日 茨木市(大阪府)

を予定しています。
詳しくは開催地の近隣教室にお問い合わせ、または以下のサイトをご参照ください。

【参考】 EQWELチャイルドアカデミー イベント&講演会
https://www.eqwel.jp/kouenkai/

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは皆さん、よい年末年始を送られますように。
2019年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(浦谷 裕樹)

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 https://www.eqwel.jp/30th/book.html