多彩な方法で『記憶力』を育む

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回は、多彩な方法で『記憶力』を育むについてお伝えします!

「記憶力」を育むためにはどうしたらいいのでしょうか?

一つ目: 瞬間記憶遊びで、一度聞いたことや見たことを覚え再現できるようにします。
二つ目: ストーリー法で、イメージがしやすいインパクトのある文章を作り、楽しく記憶力を伸ばしてあげます。
三つ目: トランプ変換法と場所フック法の二つを組み合わせた「マルチ記憶法」で、大量にイメージし、速く記憶できるようにします。

前回のブログで紹介した記憶力チャンピオンの高岡柚月さんもマルチ記憶法を使って、トランプ記憶のジュニア記録を塗り替えていきました。

これらの記憶方法はトレーニングすれば、誰でもできるようになります。

今回は、多彩な方法で『記憶力』を育むというテーマでお伝えいたします。

【もくじ】

1.瞬間記憶遊び
2.ストーリー法で楽しく
3.マルチ記憶法で大量に速く

 

1. 瞬間記憶遊び

一度でも見たり聞いたりしたことを再現できる能力は「直観像記憶」と呼ばれていて、こういった能力の基礎は「ワーキングメモリ」が司っているとされています。

ワーキングメモリには、目から入ってくる情報の方が処理しやすい視覚型と、耳から入ってくる情報の方が処理しやすい聴覚型があり、両方とも得意な子や、どちらかだけが得意な子など様々なタイプの子がいます。

EQWELでは「直観像記憶」を伸ばすトレーニングを「瞬間記憶遊び」と呼んでいます。
以下に、「瞬間記憶遊び」の取り組み方を、ワーキングメモリのタイプである視覚型と聴覚型に分け、さらに年齢ごとに分けて紹介します。

【視覚型】の瞬間記憶遊び
●0~1歳:片手に小さなおもちゃを乗せて両手を開いて見せた後、両手を閉じます。
「どっちにあったかな?」と聞き、指差しで当ててもらいます。
●1~3歳: 色積木を並べて一瞬見せた後に手で隠し、子どもの手元にある色積木で同じ色と配置を再現してもらいます。
●4~6歳:国旗チップやトランプなどを並べて、一瞬見せた後に布で隠し、子どもに何があったかを言ってもらったり、手元にある同じもので並び方を再現してもらったりします。

【聴覚型】の瞬間記憶遊び
●0~2歳: コップや缶など身近にあるものの音を聞かせ、何の音かを当ててもらいます。
●3~4歳: 単語や短文を言って、同じ単語や短文をそのまま言って(復唱して)もらいます。
●4~5歳:「25638」など、ランダムな5桁の数字を言った後にそのまま言ってもらいます。
さらに、「○番目の数字は?」などの問いに答えてもらいます。
●5~6歳: 単語を5つ言って、「○番目の単語は?」などの問いに答えてもらいます。
さらに、「仲間はずれの単語は?」などの問いに答えてもらいます。

子どものうちは脳が柔軟で成長が早いです。
幼少期から「瞬間記憶遊び」を続けることで、視覚型と聴覚型の記憶力をグングン伸ばしてあげましょう。

 

2.ストーリー法で楽しく

物語をつくりながら覚えていく「ストーリー法」を使うと、一度にたくさんのことを数珠つなぎで覚えられます。

ストーリー法は、覚えたいものをイメージして物語をつくりながらつなげていく記憶法です。

例えば、「りんご」「山」「うさぎ」「お母さん」「太鼓」といった覚えたい言葉がある場合、ストーリーを作成し、イメージして覚えていきます。

EQWEL
EQWEL
「100個のりんごがおおきな山をゴロゴロ転がっています。
その山は突然走り出し、うさぎとかけっこをはじめました。
うさぎがお母さんの胸に飛び込むと、お母さんは大きな太鼓にしりもちをついて音がドーンと鳴りました……」

最初の「りんご」を思い出すと、「山→ウサギ→お母さん→太鼓」と順番通りに思い出せるようになります。

ストーリー法のコツは、イメージがしやすいインパクトのある文章を作ることです。
子どもが物語をつくれなかったときは、子どもがイメージしやすい物語をお母さんやお父さんが用意してあげるのもいいです。

ストーリー法で覚えると、速く覚えられる上に長く忘れない記憶となります。
楽しく記憶力を伸ばしてあげましょう。

 

3.マルチ記憶法で大量に速く

前回のブログでご紹介したEQWEL卒業生の高岡柚月さん。

記憶力選手権の種目の一つであるトランプ記憶が得意で、通常5分以内に覚える52枚の並び順を柚月さんは1分ほどで覚えられます。

柚月さんがトランプ記憶をするときに使っているのは、トランプ変換法と場所フック法を応用した「マルチ記憶法」です。

【トランプ変換法】
トランプ変換法は、トランプ1枚1枚それぞれに語呂合わせをした絵単語を用意し記憶していく方法です。

●ハートの7 → 「ハート」と「なな」の頭文字をとって「花」
●クローバーのJ → 「(おみ)くじ」
●スペードのK → 「すき焼き」 等々

【場所フック法】
場所フック法は、印象的な場所に順序をつけて覚えていきます。

門=1、玄関=2、廊下=3 など
※トランプ記憶の場合、トランプの枚数分の1~52の順序をそれぞれの場所と紐づけて用意します。

【マルチ記憶法】
トランプ変換法とフック法の準備ができたら、覚えたい絵単語を家の中の場所とイメージでくっつけて(フックして)覚えます。

「1.門でおみくじ(クローバーのJ)を引いた」→「2.玄関が100輪の花(ハートの7)で飾られている」→「3.廊下で家族とすき焼き(スペードのK)を食べた」

場所を順番通りに思い出していくだけで、カードの種類が分かるようになるのです。

このトレーニングを繰り返すことで、大量にイメージができ、速く覚えられるようになります。

この場所フック法はトレーニングすれば誰でもできるようになります。
余興でパッと10個くらい言えるようにトレーニングしておけば、きっと子どものみならず周りの大人たちも驚くことでしょう。

 
【ポイント】
・「瞬間記憶遊び」で見たり聞いたりしたことを再現できるようになる
・言葉をつなげて話を作るストーリー法で楽しく記憶力を伸ばす
・順番どおりイメージを思い出すだけで、大量に速く覚えられる

 

体験レッスンのお申込みはこちらから

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 

 

『子どもの天才脳を育てるコツ』好評販売中!


ポジティブ育児
『ポジティブ育児メソッド』 浦谷 裕樹[著]好評発売中!
https://www.eqwel.jp/30th/book_pojiiku.html



『子どもの未来が輝く「EQ力」』 浦谷 裕樹[著]好評発売中!
https://www.eqwel.jp/30th/book.html