幼児期の「姿勢反射」を確認して、ゆっくり「ねんトレ」へ

こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!

赤ちゃんの運動の反応が早い時期に見られると、その後の成長にも良い影響を与えます。
そして、健康に育ってもらうためにも、十分な睡眠をとってあげましょう。

今回は、【幼児期の「姿勢反射」を確認して、ゆっくり「ねんトレ」へ】というテーマでお伝えいたします。

【ポイント】

①:姿勢反射とは?

②:赤ちゃんのギャン泣きを防ぐ「ねんトレ」のポイント2点

 


 
 

1. 姿勢反射とは?

姿勢反射とは、体の姿勢やバランスの調整・維持をするための反射です。
ここで確認するのは、体が急に傾いたときに、無意識に手足が出る「姿勢反射」の一種です。

これは、赤ちゃんが二足歩行を始めた時に、バランスよく歩き、けがをしにくくなるためにも重要な反射といえます。
これらの反射は、一般的には生後6か月ころより現れ始め、その後、一生持続します。これらの反射が出ているかを確認しましょう。

■パラシュート反射
赤ちゃんをバランスボールに座位姿勢で載せて、腰のあたりを持って落ちないように注意しながら、不意に前に倒してみます。
このとき手が前に出るかどうかを見ます。これがパラシュート反射です。同様に左右や後ろも行いましょう。

よく運動した赤ちゃんはぐっすりと睡眠をとれるので、夜泣きやギャン泣きをする頻度が少なくなりますが、ママ・パパのためにも、日ごろからちゃんと寝付くためのトレーニング(ねんトレ)をしてあげましょう。

多くの研究で、「ねんトレ」は生後6か月以上の赤ちゃんを対象にしています。
この時期に赤ちゃんが抱っこや母乳・ミルクがないと寝付かない場合、睡眠とそのような行動のつながりが強くなっています。

オーストラリアの大学の研究によると、生後6か月~1歳4か月の赤ちゃん43人をランダムにグループ分けし、「ねんトレ」を始めてから3か月後までの効果を検証しています。

「ねんトレ」をしたグループは寝付きが平均で12分早くなり、夜泣きの回数も2.5回超/日から1.5回/日まで下がったことがわかりました。

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この「ねんトレ」ですが、大切なのは、「スタートする時期を決めること」「継続して行うこと」です。

 
 

2. 赤ちゃんのギャン泣きを防ぐ「ねんトレ」のポイント2点

①スタートする時期について

おすすめなのは、金曜日または連休前、です。
また、できるだけ変化の少ない時期に行うことが大切で、旅行やイベント事のない期間を少なくとも2週間は確保しましょう。
さて、金曜日または連休前がおすすめな理由ですが、それは、「ママ・パパが休みなので助け合えるから」です。
「ねんトレ」はスタート直後の数日が大変なので、お休みの日を考慮してスタート時期を考えてください。

②継続する期間について

「ねんトレ」は、早くて3、4日、長くて1週間後には多くの場合で改善が見られ、およそ2週間で赤ちゃんは泣かなくなっていきます。
しかし、「ねんトレ」を途中でやめてしまうと、赤ちゃんは逆に長く泣くようになります。
それは泣くことでママ・パパが来てくれることを赤ちゃんが学習してしまうためです。

赤ちゃんが泣いていると不安になるかもしれませんが、「ねんトレ」を成功させるためには、ブレずに継続していきましょう。

 


 
 

いかがでしたでしょうか。

【まとめ】

・赤ちゃんの姿勢反射の度合いは、成長の度合いと直結しています。

・正しい「ねんトレ」をして、赤ちゃん・ママ・パパみんなが快適に夜を過ごせるようにしましょう!

全国のEQWELチャイルドアカデミーではコロナ対策を万全に施し、体験レッスンを実施しています。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【出典】わが子を“一流”にする、0歳からの体・心・頭脳サポート「赤育本」|浦谷裕樹著(プレジデント社)