高い「基準」と惜しみない「愛情」 コリンズ式教育法とは?
こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!
「子どもを劇的に成長させた教育法」があるとするならば、ママもパパも、取り入れてみたいと思いませんか?
実例をご紹介しますので、自分の子どもに対して行うなら…という目線でお読みください。
今回は、【高い「基準」と惜しみない「愛情」 コリンズ式教育法とは?】というテーマでお伝えいたします。
①:落第した子どもたちを成長させた教育法とは?
②:「難しい課題を与えて、愛情を注ぐこと」が大切
1. 落第した子どもたちを成長させた教育法とは?
1960年代に活躍した、アメリカの教師マーヴァ・コリンズは、現代でも通じる示唆に富んだ教育法を提示してくれています。
彼女はシカゴの公立学校で、落第したスラム街の子どもたちを劇的に成長させました。
小学2年生のときに、コリンズのもとに来た子どもたちの多くが「学習障害」や「発達遅滞」といったレッテルを貼られていて、何事にも無関心で表情もどんよりとしていました。
その子どもたちを相手に、最初はものすごく簡単な読み物からはじめ、徐々に古代ギリシアの古典やシェークスピアなどにも取り組み、1年後には5年生用の教科書の半ばまで進むことになります。
2. 「難しい課題を与えて、愛情を注ぐこと」が大切
彼女は、できる子どもに対してだけではなく、すべての子どもたちに対して高い基準を設けました。
最初からとても高い基準を設けて、子どもたちがまったく理解できない言葉や概念をも取り入れて授業を進めていったのです。
その一方で、初日から愛情に満ちた温かい雰囲気で子どもたちを包み、「必ずできるようになるからね」と約束しました。
努力しようとしない男の子には、「あなたのことを大切にするわ。あなたが自分を愛せないときでも、先生はあなたを愛します」と語りかけました。
コリンズの教育法は、子どもたちを成長させるには「難しい課題を与えて、惜しみなく愛情を注ぐこと」が大切なのだと教えてくれています。
難しい課題は、子どもたちのチャレンジ精神を養います。
ただ、難しすぎるだけでは、チャレンジする気持ちが萎えてしまう子どももいるので、どうすればその高い基準に到達できるかという方法を、きちんと子どもたちに教えなければなりません。
そのようにして、難しい課題であっても、あきらめなければ解決できるということを伝えていきます。
いかがでしたでしょうか。
この接し方については、家庭でも同じことがいえるでしょう。
親が高い基準を設けつつ、愛情豊かに惜しみなく子どもを支援し、その子どもの状況に合った具体的な方法を教えることで、子どもは力強く才能を伸ばしていくのです。
・難しい課題でチャレンジ精神を育てましょう。
・子どもの状況に合った具体的な方法を教えましょう。
・惜しみなく愛情を注いで、支えてあげましょう。
全国のEQWELチャイルドアカデミーではコロナ対策を万全に施し、体験レッスンを実施しています。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
【出典】子どもの未来が輝く「EQ力」 | 浦谷裕樹著(プレジデント社)