思考力に差がつく『メンタルローテーション』 | EQWEL TIMES | 幼児教室イクウェルチャイルドアカデミー

こんにちは！
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回は、思考力に差がつく『メンタルローテーション』についてお伝えします！

「メンタルローテーション」とは、頭の中で物体を回転させて理解する能力のことです。

先天的に備わった能力ですが、訓練によって高めることが可能です。
認知の基礎能力を高めることにより、日常生活や社会で役立てることができるのです。

今回は、思考力に差がつく『メンタルローテーション』というテーマでお伝えいたします。

【もくじ】

1．認知の基礎能力
2．空間の認識能力
3. 算数力や思考力を高める玩具

1. 認知の基礎能力

「メンタルローテーション」とは、頭の中で物体を回転させて理解する能力のことです。
私たちの認知における基礎能力となっています。

メンタルローテーションができないと、ある人を別の角度から眺めたときに同一人物であると認識できません。
逆さの数字が実は逆さなのか、理解できないのです。

頭の中で映像を回転させることは、日常生活を送る上でも大切なことなのです。

思考を回転させるとき、大脳皮質の上頭頂小葉(じょうとうちょうしょうよう)という脳部位が働きます。

上頭頂小葉は、物事をさまざまな視点から検討する部位なのです。

空間認識能力とは、三次元空間における物体の状態や位置関係を、すばやく正確に把握する能力のことです。

目で見えている情報と、見えていない情報を結びつける能力として私たちの日常生活には欠かせないものです。

子どもの空間認識能力は幼少期にめざましく成長します。
この時期から、さまざまな刺激を与え、思考力を強化していくことで空間認識能力を高めることができます。

脳では数と空間を処理する部分が密接に結びついています。
算数を学ぶ上で、数と空間を結び付ける指導法は教育的効果が高いといわれています。

算数力の基礎をつくるには、まず空間認識能力を高めます。
それに適した取り組みが積み木やパズルなのです。

メンタルローテーションを伸ばすことに適していて、指先の器用さも養うこともできます。

～空間認識を促す言葉かけ～
・大きい　小さい
・遠い　近い
・高い　低い　など

空間認識を促す言葉かけをたくさんすることで、算数力が育まれることもわかっています。

年齢に合った内容の積み木やパズルをいつでも遊べるようにしておきましょう。
子どもが取り組みはじめたら、空間認識を促す言葉かけをたくさん交えながら応援することが大切です。

算数力や思考力を高める玩具として、LEGO®があげられます。

LEGOは1932年にデンマークで生まれました。
2000年にフォーチューン誌で「20世紀を代表するおもちゃ」と評されました。
あらゆる年齢層の子どもが使え、一人で遊ぶこともできる優れた玩具です。

ブロックの様々な組み合わせを考え、想像したものを組み立てていきます。
LEGOの創作においては多様な能力が必要です。
・イメージ力
・空間認識能力
・論理性
・手先の器用さ　など

他にもブロックや積み木遊びにも算数力や思考力を高める効果があります。

EQWEL卒業生の木村龍斗さんは、LEGOの全国大会に仲間と出場しました。
『人と生き物に優しい街づくり』をチームテーマに作品を制作し、大会で最高得点を獲得しました。
見事世界大会への出場権を手にしています。

作品作りを通して世界的な課題に関心を持ち、理科や社会の知識を自ら学ぶなど、さまざまな知識やスキルを身につけていったといいます。

龍斗さんは世界のLEGO情報を知るため、英語で本を読むなど地道な努力を続けました。
小学１年生のときに英検準2級、小学4年生で英検2級に合格しました。
※英検準2級(＝高校中級程度)　英検2級（＝高校卒業程度）

龍斗さんはLEGOを通して、さまざまな能力を伸ばすことができています。
そして、作品作りを通して世界に強い関心を持つきっかけにもなったそうです。

【ポイント】
・「メンタルローテーション」は、頭の中で物体を回転させて理解する能力のこと。
・「メンタルローテーション」を幼少期に鍛えることで、空間認識能力を高めることができる。
・積み木・パズル・LEGO®は、算数力や思考力を高めることができる。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました！