繰り返すことによる「強化学習」について 【浦谷博士のEQ力コラム vol.22】

みなさん、こんにちは。
EQ力を育てるEQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。

7月に入り、新型コロナウイルスの感染が再拡大しはじめている中ではございますが、
EQWELチャイルドアカデミーでは、細心の注意を払いながら、
講師向けの能力アップセミナーを集合形式で開催しました。

その会場にEQWELチャイルドアカデミーの新キャラクターである「いっくん」が登場。
私も初めてのご対面だったので、記念撮影をしてもらいました。

この「いっくん」ですが、「ゆるキャラグランプリ2020」に出場しています。

【ゆるキャラグランプリ2020 いっくん】
https://www.yurugp.jp/jp/vote/detail.php?id=00004242

投票数によって10月にランキングが決まるのですが、9月25日まで毎日投票ができます。
上記ページの右下にある「投票方法はこちら」よりご登録の上、
日々の一票をもって応援していただければ幸いです。

この投票には、私も毎日繰り返し参加していますが、
投票することでランキングが上がると、ちょっとした喜びを感じます。
こういった喜びがモチベーションとなって、再び同じ行為を繰り返す。
このサイクルによって、どんなものごとでもレベルが上がっていきます。

そのサイクルを回すための喜びとして、効果的なのが「ほめ」です。
今回は、「ほめ」でそのサイクルを回す
「繰り返すことによる「強化学習」について」
をお伝えしたいと思います。
 


 
 

何かに没頭して夢中になるには、やりたいことを続けられる環境を整えるとともに、
親や先生など、周りの大人からの働きかけも必要になります。

方法はいくつもありますが、最も効果があって、
簡単に実践できる働きかけの一つが「ほめる」ことです。

ほめることは、脳科学の観点から、
非常に高い学習効果を期待できることがわかっています。

例えば、運動をするときのことを考えてみましょう。

「運動をする→試行錯誤してうまくいく→上達する→ほめられる(達成感・報酬を得る)→
ドーパミンが放出される(快感を得る)→運動と快感が結びつく→運動をしたくなる→運動をする」

このように、人間の脳は、

「何かした後に、ドーパミン(報酬を表す物質)が放出されると、その行動を繰り返したくなる」

という性質を持っています。

つまり、「何かをする→ほめる」を繰り返すと、
脳内には、その行動に対する今日この回路がつくられていき、
やがて練達していくことになる
のです。

このプロセスは「強化学習」と呼ばれており、
繰り返すことで強化学習のサイクルができていきます。

強化学習のサイクルを鍛えるには、達成感を得なければなりません。
自分ひとりで達成感を得ることもできますが、
周りの人から「ほめられる」と、その達成感はますます大きなものになります。

特に、子どもの場合は、「誰かにほめられたい」という気持ちを強く持っているので、
ほめてもらえると、自信を持って、楽しみながらどんどん上手になっていきます。
運動だけでなく、勉強や芸術、お手伝い、友達との遊びでも構いません。

ほめてあげることで、その行動に対する強化学習のサイクルは強固になっていくのです。

「ほめる」ことは強化学習を回す以外にもよいことがたくさんあります。

子どもを「ほめる」と、子どもは親に心を開いて、素直にいうことに従い、
家庭を楽しく愛にあふれたものにしてくれるのです。
 


 
 

子どもは「ほめ」によって、喜びとともにグングン成長していきます。

子どもをほめるときは、能力や結果ではなく、
努力や過程(プロセス)を多くほめるようにすると、
やる気とやり抜く力の高い子に育ちます。

また、努力や過程をほめる際には、
できるだけ具体的にほめるのがポイントとなります。
この「ほめ方のコツ」については、また機会があれば詳述します。

同じように、「いっくん」にとっても、皆様からの日々の一票が「ほめ」となり、
喜びを感じながら成長しますので、是非ご投票いただけると有難いです。

今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。