使えることが大切!文字は子どもの「書きたい」を叶える手段です

みなさん、こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミーのゆうこです!ヾ(*⌒▽⌒*)ノ

デジタル化がすすみ、文字を読む機会は増えても
書くことは少なくなってきましたね。
ですが、文字を書くことでコミュニケーションをとったり
気持ちを表現することはとても大切なことです。

本日は、「使えることが大切!文字は子どもの「書きたい」を叶える手段です
についてお話します。

 


 
 

強制させてはいけません

近年では、文字の読み書きができる年齢が早くなりつつあります。
身近に文字の読み書きができるがいると、「うちの子も…」と
つい焦って文字の勉強をさせようとがんばるママもいるでしょう。

ですが、文字はあくまで“何かを伝えるための方法のひとつ”です。

親に強制されて文字の読み書きを覚えると、大きくなってから
文字を書くことが嫌になったり、苦痛になってしまう場合もあります。

書くたびにいやな気持ちになってしまっては、
文字を使って文章を書くという表現力は育ちません。

文字を覚えさせたいと思ったら、まずは子どもが「書きたい」と
思えるような環境を整えてあげましょう。

例えば、親が文字をよく読んだり書いたりする環境だと
子どもは親のしていることが気になり、文字にも興味を持ち始めます。

そしてお絵かきの延長で、丸や線を使って文字のまねっこを
するようになっていきます。

 

まねっこ文字が育てる“書きたい好奇心”

子どもは、親が書いている文字を見て、自分とはちがう
小さな図形を書いていることに気が付きます。

そして、その図形にはそれぞれ意味があることにも気が付きます。
それをまねしようと小さくペンを動かして書くようになります。

最初はただの落書きにしか見えませんが、子どもが
文字を書くといった行為のはじまりとなります。

子どもが嬉しそうにその文字を見せにきたときに
「らくがきじゃなくて字の練習をしよう」と言ってはいけません。

とたんに子どものやる気は失せ、興味を失ってしまいます。
逆に、親が興味を示してくれれば、子どもは「もっと書こう」と
思うようになります。

そうやって自分なりに文字を書いていると、親が書く文字には
“特定の意味があり、いつも同じ形をしている”と気づきます。

気づくと今度は、その文字をきちんと使ってみたくなる。
そこではじめて子どもは「文字を教えてほしい」と言えるようになります。

興味をもちはじめたら、正しく書くことにこだわらず
いつでも書けるように紙とペンを用意しておいてあげましょう。

楽しむことで、どんどん書くことが好きになり
自発的に文字を学んでいくようになります。

 

読み書きできるだけでは育たない想像力

年々子どもの読み書き能力は上がりつつありますが
書籍の購入冊数は下がっているという結果もあります。

それは、子どもが文字に興味を持つ持たないにかかわらず、
丸暗記させているので、読み書きができるけれど
その文字が表現する物語や意味を理解できない、
楽しめない子どもがいるということです。

読み書きだけでなく、文字の持つ世界や物語を理解し
楽しんだり使いこなせるようになるには子ども自身が
「書けるようになりたい」「これはなんて読むの?」
「これはなんていう文字なんだろう」と、
文字に興味をもつことが大切です。

子どもにとって一番いい教育は、親が無理強いして
教え込むことでなく、自由に遊んだり楽しむなかで
学んでいくこと。

絵本を読み聞かせをするときに、文字だけを追うばかりで
その物語を表現していなければ、子どもは興味を持てません。
 

 
まず親自身が物語を理解し情景を伝えることで、
子どもはその物語に引き込まれていきます。

読み聞かせを続けて絵本が大好きになると、
自然と文字に触れる機会が増え、興味をもつようになります。

 


 
 

文字は本来、物を考えたりコミュニケーションをするためのひとつの方法です。
読み書きができるかどうかにだけ注目して教え込むのではなく
使いこなすための表現力や想像力も一緒に育てていくことが大切です。

読み書きを教える前に、絵本の読み聞かせや手紙などを通して
子どもが日常的に文字に触れ、「覚えたい」「知りたい」と
思うようになる環境を作りましょう。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

ポジティブ育児
『ポジティブ育児メソッド』 浦谷 裕樹[著]好評発売中!
https://www.eqwel.jp/30th/book_pojiiku.html



『子どもの未来が輝く「EQ力」』 浦谷 裕樹[著]好評発売中!
https://www.eqwel.jp/30th/book.html