失敗を許容することで育つ「やり抜く力」

こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!

日本人は概して失敗に対して不寛容で、厳しい見方をすることが多いものですが、どんな物事でも、失敗をゼロにすることはできません。ましてや子どもに至っては、時間の約束は守れず、学習だって間違いのオンパレードです。
でも、それは子どもとして自然な姿です。
そうであれば、自分と他人を傷つけない範囲ならどんな失敗をしてもいい!そう思えてきませんか?

今回は、【失敗を許容することで育つ「やり抜く力」】というテーマでお伝えいたします。

【もくじ】

1. 子育てにおける悩みの期間
2. 失敗やミスをチャンスに変える
3. 〈固定思考〉にしない子育て

 


 
 

1. 子育てにおける悩みの期間

みなさんが今抱えている子育てにおける悩みのほとんどは、1〜2年後にはだいたいなくなっています。
新たな悩みが出てくるとは思いますが、悩む内容は年月を経て変わっていくものです。

東大生184人に、子ども時代の失敗について聞いたところ、「失敗後すぐに立ち直ったことがある」と答えた人が59%、「苦手を克服したことがある」と答えた人が69%、「やり遂げて嬉しかったことがある」と答えた人が84%いました。
しかも、幼少期から「勉強好き」だった子は、「勉強嫌い」だった子に比べて、それぞれの回答率が10%以上も高かったといいます。

好きなことであれば、子どもは自然と努力をするということを示しています。
もちろん、たくさん取り組むだけに失敗も多いでしょう。
ですが、楽しいことなのであきらめずに工夫をしたりして、失敗を乗り越え成長し、実力を身につけていきます。
そうして小さな成功体験を積み重ねることで、自信も高まり、たとえつまずいても「大丈夫、何とかなる」と思えるようになるのです。

何かの分野で世界一になった人は、その分野で世界一たくさんの失敗をしている、といいます。
「失敗しても大丈夫。失敗から学べれば、それでいいと思うよ」と失敗を許容しましょう。


 
 

2. 失敗やミスをチャンスに変える

子どもが失敗やミスをしたら、ただ「感情を爆発させて怒る」のではなく、「教え諭すチャンス」として捉えるようにしましょう。
歯磨きの仕方、靴の履き方、食事中のマナー、片付けのルールなどなど。
日頃からそれらの方法や家庭のルールを伝えておけば、失敗やミスをおかしたときに、子ども自身もある程度、そのことに気づくことができます。
チラッと視線を向けて、「○○ちゃん(くん)、それでいいのかな〜?」と言うだけで、ハッと気づいてフリーズしてしまうこともあるほど、子どもはよくわかっているのです。
それなのに、そういったときに怒って失敗やミスをとがめると、子どもは二度と失敗やミスをしないように簡単にできることしかしなくなります。
すなわち、新しいことや難しいことにチャレンジしなくなってしまうのです。

 
 

3. 〈固定思考〉にしない子育て

あまりにも失敗やミスをするたびに怒っていると、「自分はダメな子だからいつも叱られるんだ」と自己肯定感が下がり、
「今できないことは、どうせ成長してもできないだろう」
「自分は能力がないから、がんばっても変われないんだ」
という「固定思考」になってしまいます。

新しいことや難しいことには失敗やミスがつきものです。
その失敗やミスを通じて、次は同じ過ちを繰り返さないように考え、工夫をすることで子どもは成長していきます。
子どもが失敗やミスをしたときに強くとがめると、子どもが新しいことや難しいことにチャレンジし、それを乗り越えて成長するチャンスを奪ってしまうことになるのです。

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子どもが失敗やミスをしたら、それは〈成長へのプロセス〉であると受け止めましょう。子どもが解決方法や対処法を知っている場合は、それに気づかせてあげます。
解決方法や対処法を知らない場合は、教えてあげるか、一緒に考えるなどして、立ち直りをサポートしてあげることが大切です。

 


 

【ポイント】

・ミスを責めずに許容することで〈やり抜く力〉を育てましょう。
・失敗やミスをしたら教え諭すチャンスだと捉えましょう。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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