子どもから学んで、少しずつ、「親」になっていく

こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!

子どもができたとき・生まれたときから、人は親になると言いますが、だからといって、いきなり完璧な親になることは難しいものです。
勉強やスポーツと同じく、いろいろ経験して、少しずつ成長していくことに変わりはありません。

今回は、【子どもから学んで、少しずつ、「親」になっていく】というテーマでお伝えいたします。

【ポイント】

①:誰もが、すぐに親になれるわけじゃない

②:子どもから学んで、親になっていく

 


 
 

1. 誰もが、すぐに親になれるわけじゃない

スキンシップをニコニコ笑顔で一緒に楽しく過ごせているときは、誰だって子どものことをとてもかわいく感じ、「大好き!」と思えるものでしょう。
しかし、子どもが言うことを聞かず、感情的になって暴れまわっているときにはどうでしょう。
憎らしく感じて、自己嫌悪にさいなまれることがあるかもしれません。
そんなときに、知っておくとよいことがあります。

それは、どんな親でもすぐに「親」になるのではなく、子育てを通じて、次第に「親」になっていくということです。

子どもは、自分でコントロールしきれない不安や恐れに出遭ったとき、親にくっつくことで心を落ち着けようとすることがあります。
これは「アタッチメント(愛着)」と呼ばれる行為で、くっついたときに、親子ともにオキシトシンというホルモンが分泌されます。
オキシトシンは出産や授乳時に大量に分泌され、それらを促進する作用があります。

また、身体変化のみならず、頭や心の面でも、
「育児動機を高める」
「相手への信頼や愛情を高める」
「対人関係を円滑に進める」
「記憶や学習能力を高める
といった働きがあります。育児には欠かせない優れたホルモンなのです。

出産後、母親のオキシトシンの濃度は低下しますが、オキシトシンの分泌は身体的接触で特に高まるので、
・乳児に授乳する
・抱っこする
・優しくタッチをする
・キスをする
などで、分泌を高めることができます。

ということは、たとえ子どものことを嫌に感じたとしても、意識的に見つめたり、タッチしたり、抱っこしたりすれば、オキシトシンが分泌され、わが子を愛おしく感じるということです。

その愛おしさが湧き上がってきたときに「大好き!」と思うと、ますます愛おしく大切に感じられることでしょう。

 
 

2. 子どもから学んで、親になっていく

また、母親のオキシトシン濃度が高いと、パートナーである父親と赤ちゃんのオキシトシン濃度も高くなるという報告があります。
さらには、オキシトシン濃度が高い父親ほど、育児に積極的に関わろうとするというのです。

これはつまり、日々の子育てを通じて、母親も父親も、次第に親としての脳と心を持つ存在(=本物の親)になっていくということです。
ですから、ときに子どもに対して悪い感情を抱いてしまい、心ない接し方をしてしまったとしても、それを悔やむことはありません。

そのつど、落ち着いた後に子どもを抱きしめて、「○○ちゃん、好きよ」と伝えましょう。
このスキンシップと言葉かけは、子どもを心から好きだと思えないときに、親の心を解きほぐす効果があります。

朝、子どもを起こすときや寝る前、その他、どんなときに、何度行ってもよいのです。
続けることで子どものことをより好きになり、大切に思えるようになるはずです。

その思いは、自分のみならず、家族のオキシトシン濃度も高め、親心を育み、ますます絆の強い愛にあふれた家庭を築き上げていくことになるでしょう。

 


 
 

いかがでしたでしょうか。

【まとめ】

身体的にくっつくことで生まれるオキシトシンは、親子の愛情を確認し、より深めていくときに分泌されます。これは親でも子でも同じことが起こります。

スキンシップと言葉かけをちゃんとしてあげて、より強い絆と愛で結ばれた家族になっていくのです。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【出典】“人間力”あふれる子どもに育てるために「ポジティブ育児メソッド」 | 浦谷裕樹著(プレジデント社)

 

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