子どもの「俯瞰力」を育成させる父親のミッションとは？
こんにちは！
０歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします！
子育ては、できる限り両親が協力して行うのが理想的ですが、その中でも、父親が参加することの大切さについて見ていきましょう。
今回は、【子どもの「俯瞰力」を育成させる父親のミッションとは？】というテーマでお伝えいたします。
①：父親がすべきスキンシップとは
②： 「俯瞰力」とは
1.父親がすべきスキンシップとは
子どもとのスキンシップにおいては、母親だけでなく、父親にも欠かせない役割があります。
元ウィスコンシン大学教授のハリー・ハーロウは、アカゲザルを用いた実験で、「母親の愛情」と「父親の愛情」のバランスについて、大切な視点を提示してくれました。
彼の研究によれば、子ザルが成長しても母親だけがいつまでも密着していた場合、人間でいう「マザコン」状態になり、同性の仲間も少なく、大きくなっても、積極的に異性にアタックしなくなってしまったというのです。
父親のスキンシップは、「高い高い」や「おんぶ」「肩ぐるま」など、子どもに大人と同じ目線で世の中を見せ、その厳しさを教えてあげる類いのものがよいでしょう。
そうすれば、物事をさまざまな角度から見る能力や空間認識能力を高めることができます。
2. 「俯瞰力」とは
また、父親との日常的な接触は、母親だけに愛着を抱くのではなく、より広い関係性の中に自分を位置づけるきっかけにもなります。
成長すると、ある光景を一点からだけではなく、いくつもの視点から同時に眺めることができるようにならなければなりません。
この能力は「俯瞰力」と呼ばれていますが、あらゆる分野の「一流」とか「達人」と呼ばれている人々は、この能力を身につけているといえるでしょう。
さらに、父親も子どもと触れ合うことにより、神経伝達物質である「オキシトシン」が分泌され、わが子への愛着が湧き、父親としての自信が深まり、子育てに積極的に関わるようになります。
昨今、「イクメン」が増加していますが、よりよい家庭を築くためには、歓迎すべき傾向であるといえます。
もし近くに父親がいない場合は、意識して近場の親戚や祖父、知人などと触れ合うような機会を設けるとよいでしょう。
また、男性スタッフのいる園や運動教室、施設でスキンシップを取ってもらうようにお願いするのも手です。
いかがでしたでしょうか。
・母親とのスキンシップばかりだと、いわゆるマザコンになってしまう危険性がある。
・父親とのスキンシップは、子どもの「俯瞰力」を育てます。
全国のEQWELチャイルドアカデミーではコロナ対策を万全に施し、体験レッスンを実施しています。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました！
【出典】子どもの未来が輝く「EQ力」 | 浦谷裕樹著（プレジデント社）
