子どもの社会性を伸ばす! 「ほめ育て」の効果とは?

こんにちは!
0歳からの幼児教室 EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!

乳幼児期に子どもをほめると、発達が促進されるという研究報告があります。
それでは、実際にどのようなほめ方が効果的なのか、調べてみましょう。

今回は、【子どもの社会性を伸ばす! 「ほめ育て」の効果とは?】というテーマでお伝えいたします。

【ポイント】

①:継続的にほめることで、子どもの社会能力が向上する

②:子どもの自尊心が成長する

 


 
 

1. 人格や存在を否定しない

筑波大学の安梅勅江(あんめ ときえ)教授が率いた、子どもの発達についての研究では、0歳児400名とその母親を4年間、追跡調査しました。
その結果、親から継続的にほめられている子どもたちは1歳半、2歳半、3歳半時点での調査で、社会能力の発達がよい「安定群」に属していました。

一方、ほめられていなかった場合には、発達が緩やかな「ゆっくり群」に属していることがわかったのです。
この結果は、親との関係が良好で、ほめられ続けている子どもは、早い段階で、心のコントロールができるようになることを示しています。

ちなみに、ここでいう社会能力とは、
「主体性」
「応答性」
「共感性」
「運動制御」
「感情制御」
を指しています。

また、興味深いことに、4~9ヵ月の赤ちゃん期に、実際の行動ではなくても「ほめることが大切だ」と母親が考え続けていた場合、3歳半のときの子どもの社会能力の発達によい影響があったとのことです。

これは、まずは「ほめることが大切だ」と知っていること。
そして、そう思い続けるだけでも、子どもの社会能力の発達がよくなることを示しています。

ほめられる経験は「言語的報酬」と呼ばれていて、小学生を対象とした国内の研究では、親からポジティブなほめ言葉を多く受け取り、ネガティブな言葉を受ける経験が少なかった子どもたちは、自尊心が高いこともわかっています。

ほめられて自尊心が育った子どもたちは次のようなメリットが得られることも、すでにたくさんの研究で明らかにされています。

●ほめられることで得られるメリット
1.幸福感
2.ストレスや逆境においての緩衝力
3.抑うつ症状の防止

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夢中力を育む「ほめ育て」ですが、子どもの心も能力もよりよく成長させることは科学的に確かであるといえるのです。

 


 
 

いかがでしたでしょうか。

【まとめ】

親が子どもをほめること、親子関係が良好なことの2点を継続することで、子どもの健やかな成長が期待できる。

「ほめること=大切なこと」と親が認識することは、実際に子どもをほめて育てることと同じくらい重要である。

そうすることで、「自分はできない子」というイメージを負わせることなく、自分で対処できる子どもに育っていくでしょう。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【出典】子どもの未来が輝く「EQ力」 | 浦谷裕樹著(プレジデント社)