能力を開花させるために、好奇心の芽を育てましょう【浦谷博士のEQ力コラム vol.6】

好奇心

みなさん、こんにちは。
EQ力を育てるEQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。

1月に入り、各地で勉強会を担当しています。

千葉を皮切りに、大阪・奈良・香川・福岡・兵庫などで、
多くの保護者の皆さまに「心と才能を豊かにするEQWELメソッド」
についてお話することができました。

幼児講演会
生駒市(奈良県)にて

お忙しい中、ご参加くださった皆さまには深く感謝しております。

さて、今回は、「能力を開花させるために、好奇心の芽を育てましょう」
というテーマでお伝えいたします。

 


 

好奇心で育つ能力

子どもの能力が最も伸びるのは、
「好奇心」を感じた瞬間です。

いつまでもおもちゃを離さない。
ティッシュペーパーを延々と引っぱり出し続ける。
「なんで、なんで」攻撃が鳴りやまない……。

いろんなことを体験してほしいのに
同じことしかしてくれない、と悩んだり
忙しい時の「なんで?」攻撃は
親としては大変だったりしますよね。

しかし、それがどんなことでも、
「子どもが自分で『知りたい、やりたい』と
思ったその瞬間にこそ、能力がぐんぐん伸びている」

と聞くとどうでしょうか。

子どもを賢く育てる秘訣は好奇心にある。

東北大学の瀧靖之教授という方は
「どのように育った子どもが賢くなるのか」を
のべ16万人の脳画像を見て調べその結論に至ったのです。

 

図鑑は好奇心をくすぐる秘密兵器

本を読むときには、脳の中の「言語野」と呼ばれる、
話す、書く、読むといった能力を司る部位が活性化します。

さらに、豊富な写真やイラストを見ることで、
図形の認識や空間認知を担う脳の部位も、
活性化するのです。

脳への刺激という面だけで考えても
たくさんの文字で知識を増やしてくれる上に
写真やイラストも載せてくれている
「図鑑」は、子どもの成長に良いといえます。

さらに、子どもが図鑑で得た「知識」と
それ以外の「リアルな体験」を、
親が結びつけてあげると、
子どもの好奇心はふくらんでいきます。

例えば子どもが乗り物図鑑で電車に興味を持ったら、
実物を見に駅や鉄道博物館へ連れて行ってあげましょう。
公園で花を見つけたら、
図鑑でその花を一緒に探してみるのもいいですね。

そうやってじょうずに子どもの好奇心を
育ててあげましょう。

 

記憶のコツは興味と好奇心

記憶の研究で有名な東京大学の池谷裕二教授は
「興味・好奇心があると、楽に覚えられる」といいます。

幼児教室
脳内で記憶のカギをにぎる「海馬」は、
興味を感じたときに「シータ波」という
脳波を発生させます。

シータ波が出ている海馬は、少ない刺激でも活性化して、
記憶が定着しやすくなるのです。

うまく刺激してあげると、なんと
10分の1の刺激で活性化するんです。

つまり、「興味・好奇心があることは
10倍記憶に定着しやすい」
ということです。

脳は「興味・好奇心」があることには
記憶力が高まるようにできているのです。

好きなドラマの内容は1回見ただけで
ストーリーを完全に覚えているのに、
興味のないドキュメンタリーは
全然記憶に残っていない、ということはありませんか。

子どもが、ゲームや遊びのルールはすぐに覚えるのに、
なかなか勉強の物覚えが良くない…というのも
同じ脳の働きによるものです。

勉強が「楽しいもの、興味があるもの」になれば
覚えるのも早くなるし、好奇心も育っていきます。

「勉強って楽しい!」と思える環境作りで、
どんどん脳を活性化させていきましょう。

 


 

2月後半からも各地で勉強会・講演会を担当いたします。

講演会
高松教室(香川県)にて

2月9日 横浜市(神奈川県)
2月10日 つくば市(茨城県)
2月11日 名古屋市(愛知県)
2月19日 神戸市(兵庫県)
2月24日 千葉市(千葉県)
2月27日 高山市(岐阜県)
3月2日 伊丹市(兵庫県)
3月3日 山口市(山口県)
3月4日 呉市(広島県)
3月10日 和歌山市(和歌山県)
3月11日 大和高田市(奈良県)

を予定しています。
詳しくは近隣の教室にお問い合わせください。

【参考】 EQWELチャイルドアカデミー イベント&講演会
https://www.eqwel.jp/kouenkai/

またどこかの会場でお会いできるのを楽しみにしています。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(浦谷裕樹)