愛情ホルモン「オキシトシン」で、社交性・好奇心を増進!

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

近年、育児を前向きに楽しくするホルモンとして「オキシトシン」が注目されています。

これまで、オキシトシンは、母乳の出を促し、母子間の感情的な絆を形成するホルモンであることが知られていました。
そのため、女性特有のホルモンだと勘違いされがちですが、多くの研究の結果、実は老若男女を問わず分泌されることがわかったのです。

今回は、愛情ホルモン「オキシトシン」で、社交性・好奇心を増進!というテーマでお伝えいたします。

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1.オキシトシンの効果とは?

オキシトシンは、快いタッチやマッサージなどのスキンシップにより分泌され、以下のような効果があると研究で明らかになっています。

・不安の減少
・ストレスの軽減
・痛み感覚の減少
・社交性の増強
・好奇心の増進
・学習の促進

オキシトシンは、「やすらぎと結びつきと成長」をもたらすさまざまな効果があるのです。

 

2.オキシトシンはどのタイミングで分泌される?

なでたり、抱っこしたりなどのスキンシップをしているときにオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンの分泌により、不安やストレス・痛み感覚が減少し、人への信頼感が増し、健康が増進します。
また、オキシトシンは目と目を合わせる「見つめ合い」でも分泌されます。
そのため、赤ちゃんに授乳をしているときには、目を見ながら優しく声かけをしましょう。

オキシトシン

 

3.オキシトシンの副作用とは?!

一方で、「オキシトシンがたくさん分泌されると、仲間(家族・子ども・自分と同じ民族)は守るが、仲間以外に対しては逆に攻撃的になる」
という副作用も指摘されています。

これについて、2016年に横浜で開催されたICP2016という国際心理学会議において、オキシトシン研究で有名なオランダ・アムステルダム大学のカルステン・ド・ドルー教授は、次のように語りました。
「オキシトシンがたくさん出ると、仲間への信頼と協力、仲間を守る行動は増すが、基本的に、仲間以外に対して攻撃的にはならない。しかし、仲間以外の存在が自分たちの生命を脅かす存在となるときにのみ、身を守るために仲間以外(=外敵に対して攻撃的になることを何度も確認した」

つまりオキシトシンは、基本的に仲間との信頼・協力を促す「愛のホルモン」で、危機に際してのみ、外敵から仲間を守る「勇気のホルモン」の働きをするということです。

子どもとの触れ合いの中で、オキシトシンを分泌させ、愛情豊かな子育てを心がけましょう。

【まとめ】
・愛情を深めるオキシトシンは、軽いスキンシップでも分泌され、ストレス低減などの効果を発 揮する。
・オキシトシンは、仲間を守るときにも力を発揮する「勇気のホルモン」でもある。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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