幼児のお絵描きが脳の発達に与える効果は?道具の選び方や上達のコツを解説
幼児のお絵描きは、単なる遊びではなく、脳の発達に良い影響を与えると考えられています。
実際に、「お絵描きを通じて子どもの成長を実感した」というママやパパも多いのではないでしょうか。
この記事では、お絵描きや脳に与える効果、幼児がお絵描きをするメリットを詳しく解説します。道具の選び方やお絵描きを上達させるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
最終更新日:2024年8月2日
【もくじ】
1. お絵描きが脳に与える効果
2. 幼児がお絵描きをするメリット
3. 幼児のお絵描きはいつから始めるべき?
4. 幼児向けのお絵描き道具を選ぶポイント
5. 幼児のお絵描きを上達させるコツ
6. 楽しくお絵描きをして脳の発達を促そう
お絵描きが脳に与える効果
人間の脳には「右脳」と「左脳」があり、右脳は想像力や創造力、左脳は思考力や計算力を司っています。
右脳が活発に働くようになると、以下のような効果があると言われています。
- ・記憶力が向上する
- ・ひらめき力がつく
- ・集中力が身に付く
- ・クリエイティブ力が養われる
- ・コミュニケーション能力が向上する
など
幼児のお絵描きは、右脳を活性化させるトレーニングになります。
楽しく遊びながら、脳の発達にも素晴らしい影響を与えてくれるのです。
幼児がお絵描きをするメリット
幼児がお絵描きをするメリットは、右脳の発達を促すだけではありません。
続いては、幼児のお絵描きで得られるメリットを4つお話しします。
指先のトレーニングになる
絵を描くときは、クレヨンや色鉛筆などを手に持ち、指先に力を入れなければなりません。
そのため、幼児期からお絵描きをすると、指先を効率よく鍛えることができます。
指先が鍛えられると、手先が器用になります。
細かい作業も得意になり、お箸を持ったり、文字を書いたりするときの土台にもなるでしょう。
また、手指は「第2の脳」だと言われています。
手指には、脳につながる神経が集まっているため、指先のトレーニングをすることで、脳に良い刺激を与えることができるのです。
創造力が養われる
幼児のお絵描きで、デッサンや模写をするケースはほとんどありません。
子どもたちは、頭の中でイメージを膨らませながら、自分なりの絵を自由に描きます。
指先を使いながら右脳を働かせるため、豊かな想像力やひらめきの力、イメージを形にしていくための創造力を養うことができるのです。
考える力が身につく
お絵描きをしている間、子どもは静かに座ってクレヨンや色鉛筆を手に持ち、絵を描くことだけに集中しています。
また、「次は何を描こうかな」「どんな色で塗ろうかな」など、常に脳を働かせている状態です。
そのため、幼児期にお絵描きをすることは、集中力や考える力を身につけることにつながります。
お絵描きで身につけた力は、今後の学習にも大いに役立つでしょう。
心の安定にもつながる
お絵描きには、幼児の心を安定させる力があります。
言葉に言い表せない気持ちや誰かに話したい楽しかった思い出など、どんなことでも気の向くままに表現できるため、お絵描きをしているうちに自然と心が落ち着いてくるのです。
また、自分が描いた絵を周りの先生や友達に褒めてもらうことで、満足感や達成感を得ることにもつながります。
幼児のお絵描きはいつから始めるべき?
幼児のお絵描きにはさまざまなメリットがあることが分かりました。
それでは、お絵描きは何歳から始めれば良いのでしょうか。
続いては、幼児のお絵描きについて、年齢別の特徴を紹介していきます。
1~2歳
1〜2歳の小さな子どもでも、十分お絵描きを楽しむことができます。
はじめのうちは、クレヨンなどを紙に打ち付けるような遊びからはじまり、徐々に手の動きが軌跡となる、なぐり書きも出来るようになります。次第にぐるぐると円を描けるようになる子もでてくるでしょう。
2~3歳
2〜3歳は、自分なりのこだわりが強くなる時期です。
大人から見ると「何を描いているか分からない」ということも多いかもしれませんが、「何を描いたの?」と聞くと、「〇〇を描いたんだよ」と答えてくれることもあるでしょう。
自分の好きな色もはっきりしてくるので、特定の色のクレヨンだけがどんどん短くなっていくことも珍しくありません。
また、2~3歳の時期に「人」を描こうとすると、頭から直接手足が出ている頭足人間のような絵になることが多いのもこの時期の特徴です。
3~4歳
3〜4歳になると、テーマに沿ったお絵描きも楽しめるようになります。
幼稚園や保育園でも、「サンタクロースの絵を描いてみよう」「母の日・父の日に家族の絵を描いてみよう」という先生の出したテーマに沿って表現ができるようになってくるでしょう。
また、個人差があるものの、この頃から胴体のある「人」の絵が描けるようになる子どももいます。
5~6歳
5歳を過ぎた頃には、大人が見ても何を描いたか分かるような絵が描けるようになります。
これまでは四肢や胴体などの大きなパーツだけだったのが、髪の毛を生やしたり、可愛らしい洋服を描いたり、細かい表現もできるようになってきます。描くモチーフのバリエーションも広がってくるでしょう。
また、自分の知っているものを想像で描く力が高まる一方で、目の前にあるものを観察しながら絵が描くこともできるようになります。
画用紙いっぱいに「上には空やくも、下には地面やお花」という、構図を意識した絵が描けるようになるのも5~6歳の頃です。
幼児向けのお絵描き道具を選ぶポイント
幼児向けのお絵描き道具は、以下の4点を意識して選びましょう。
- ・年齢に合わせた持ちやすいもの
- ・安全性の高いもの
- ・発色の良いもの
- ・画用紙はサイズの大きなもの
特に、1〜2歳の小さな子どもの場合、持ちやすい太めのクレヨンでなければ、上手にお絵描きができません。
また、口に入れることも想定し、安全性が高いものを選ぶのもポイントです。
そして、お絵描きは「色」を知るための貴重な機会でもあります。クレヨンや色鉛筆は、できるだけ発色が良いものを選びましょう。
3歳頃からは、クレヨンだけでなく太めの水性ペンを使用するのもおすすめです。
画用紙はできるだけサイズの大きなものを用意して、子どもが自由に絵を描ける環境を用意してあげてください。
幼児のお絵描きを上達させるコツ
幼児のお絵描きにおいて、上手か下手かは重要ではありません。
子どもが楽しく描いているのであれば、無理に上達させようと頑張る必要はないでしょう。
それでも、「せっかくなら上手な絵を描けるようになってほしい」と願うのが親心ですよね。
幼児のお絵描きを上達させるために大切なポイントは、以下の4つです。
- ・とにかく「楽しむ」こと
- ・「タイトル」を付けること
- ・「今日のできごと」を描くこと
- ・「絵日記」を描いてみること
それぞれのポイントについては、「教えて!先生83「何を描いているかわからない」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
楽しくお絵描きをして脳の発達を促そう
幼児のお絵描きは、脳の発達に良い効果をもたらします。
太めのクレヨンを使えば、1歳頃からでもお絵描きを楽しむことができるので、ご家庭でも積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。
また、幼児の脳のためには、幼児教育を行うことも重要です。
0歳から通うことができる幼児教室「EQWEL(イクウェル)」では、年齢別の適した教材や働きかけで、天才脳を育むさまざまなレッスンを行っています。
教室は全国各地にあるため、ご自宅近くの教室に通っていただけます。
幼児教育に少しでもご興味がある方は、ぜひお気軽にEQWEL(イクウェル)までお問い合わせください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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