子どもの脳を発達させる声かけ「3つのT」

最終更新日:2024/05/09

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

子どもが勉強好きになるには、ほめることも大切ですが、それ以上に「親が子どもの話に耳を傾ける」ことが大切です。

親に自分の話を聞いてもらえると、子どもは自分を受け止めてもらえたと感じて安心し、心が落ち着き、安定します。
また、自分の話が通じたことに喜びを感じ、自信がつき、もっと上手に話そうと脳がフル回転します。
その結果、知識欲が増し、勉強にも意欲が湧いて、学ぶことがおもしろくなるのです。

今回は、 子どもの脳を発達させる声かけ「3つのT」というテーマでお伝えいたします。

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1.子どもの話を聞くことで、学び好きの子に

現役東大生184人を対象とした調査では、90.7%が「親は自分の話を聞いてくれた」と回答しており、73・4%が「勉強が好き」と答えています。

ベネッセ教育総合研究所の一般の子どもたちを対象とした調査では、
「勉強が好き」と答えたのは、小学生で2%、中学生で35・6%なので、東大生の7 割以上が勉強好きというのは、いかに高い数字であるかがわかるでしょう。

しかも、東大生で「勉強が好き」と答えた学生では、実に96%が「親は自分の話を聞いてくれた」と答え、東大生の中でもグッと率が上がっています。
ということは、子どもの話をしっかりと聞くことが、子どもの自信を深め、勉強好きにするベースをつくるために、いかに重要かがわかります。

向かい合う親子

  

2.子どもの脳を発達させる“3つのT”

子どもの話を聞くときは、3つのTを意識しましょう
①チューン・イン“Tune In”
子どもの興味に寄り添って一緒に話す(遊ぶ)

②トーク・モア“Talk More”
多様な言葉をたくさん話す

③テイク・ターンズ“Take Turns”
親子で交互に話すようにする

3つのTを意識して子どもと話すことで、子どもの言葉が増え、脳が発達します。

  

3.否定はNG。意見があるときは助言・提案で伝える

また、親としての意見がある場合は、子どもの話をしっかりと聞いた後に伝えるようにしましょう。
伝える際には、「〇〇しなさい」「〇〇したらダメよ」といった命令・禁止ではなく、「〇〇したらいいと思うよ」「〇〇してみるのはどう?」というような助言・提案 (促し)の形で伝えることを心がけましょう。

これを続けると子どもの自制心が伸び、反対に命令・禁止の言葉が多いと自制心を抑えてしまうことが、さまざまな研究からわかっています。
ただし、子どもが幼いときであれば、単刀直入でわかりやすい命令・禁止は、
子どもが決まりを学び、適切な行動を身につけていくことにつながることもあるので、すべてが否定されるべきものでもありません。

子どもの話をよく聞き、たくさん会話することで、子どもたちはより上手に話そうと意欲的になります。
それにより学ぶ楽しさを知り、知識欲が増し、勉強にも意欲的になるのです。

【まとめ】
・子どもは親に話を聞いてもらえると、話が通じたことに喜びを感じ、もっとうまく話そうと努力する
・3つのTを意識して子どもの話に耳を傾けることで、子どもの脳の発達を促すことができる
・意見があるときは否定せず、提案・助言の形で伝える

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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