子どもがよくないことをしたときに!伝え方の3STEP

最終更新日::2024/05/30

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

きょうだい喧嘩でおもちゃの取り合いが始まり、上の子がイラッときて、下の子をたたいてしまいました。
そんなときに、
「イラッとしたからって、たたくのはやめなさい!」
と、怒って(声を荒らげて)、ただ禁止・命令をしてはいませんか?

もちろん、即座に悪い行為をやめさせるために、禁止・命令をするのは必要なことです。
ですが、問題や失敗は「教え、諭すチャンス」でもあります。

今回は、子どもがよくないことをしたときに!伝え方の3STEPというテーマでお伝えいたします。

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1.子どもがよくないことをしたときは、諭すチャンス!

子どもがよくないことをしたときは、ただ悪い行為をやめさせようとするのではなく、
「たたかないで済む、他の方法はないかな?」
と聞いてみましょう。
子どもが今後も悪い行為をしないで済むように、自力で解決できる方法を一緒に考え、
そのスキルを身につけさせてあげるチャンスです。

母と子

  

2.気持ちを伝え、次にどうすればいいかを助言する

こういったときに、子どもの共感力を育てる効果的な方法があります。
それは、自分を主語にして話す「I(アイ)メッセージ」です。
Iメッセージ とは、相手を批判したり否定したりせずに、自分自身の気持ちを中心に、どう感じているか、
その理由は何であるかを伝えながらコミュニケーションを取る方法です。

上の子に、
「あなたは、どうしていつも○○ちゃん(下の子)のことをたたくの!」
と責めるのではなく、
「○○ちゃん(下の子)をたたくのを見ると、ママは悲しくなってしまうよ」
と、自分が感じたことを伝えるようにしましょう。
そうすると、次から子どもは、親を悲しませてはいけないと思うようになります。

メッセージを伝えた後は、「たたく以外の方法はないかな?」と聞いて解決策を一緒に考えます。
そのときに、「自分は別のおもちゃで遊ぶ」とか 「○○ちゃんには別のおもちゃを渡す」といった解決策が見つかれば、
その後は 同じような状況になっても、下の子をたたかずにいられるスキルが身につきます。

  

3.伝え方の3STEP

子どもが感情的になり、悪い行為をしてしまうのは、ただ単にこういったコミュニケーション上のスキルや
感情を伝える言葉や方法を知らない、身につけていないというケースが多いものです。

子どもが困ったことをしたときは、以下の3STEPを心がけましょう。

1.行動を否定(たたくのはよくないよ)
2.Iメッセージ(たたくのを見ると、悲しくなってしまうよ)
3.提案・助言(何か他の方法はないかな?)

Iメッセージを使うことで、子どももIメッセージの使い方を学び、自分の感情を言葉で伝えることができるようになり、
思いやりのあるコミュニケーションが取れるようになるのです。

地道に続ければ、子どもが感情をコントロールする力とコミュニケーション能力が育まれ、共感力の高い子どもに育っていきます。

【まとめ】
・子どもがよくないことをしたときは禁止・命令せず、教え・諭すチャンスだと心得る
・伝えるときは、①行動を否定 ②Iメッセージ ③提案・助言の順で
・Iメッセージを使うことで、子どもも自分の感情を言葉で伝えられるようになる

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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