幼児期のテレビ・スマホとの付き合い方

最終更新日:2024/06/06

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

忙しくて手が離せないときや、静かにしないといけない公共の場で、子どもがぐずってしまったときに、スマートフォンを渡して動画を見せてはいませんか?

もちろん、静かにしなければいけない場所など、それぞれの事情があり、やむを得ずスマホを使用する場合もあると思います。
ただし、子どもにスマホを見せる際は注意が必要です。

今回は、幼児期のテレビ・スマホとの付き合い方というテーマでお伝えいたします。

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1.スマホやテレビを子どもに見せる際の注意点

近年、育児にスマホを使用する「スマホ育児」は、子どもの発達に悪影響があると警鐘が鳴らされています。
スマホを子どもに見せることを、悩まれている方も多いのではないでしょうか。

米国小児科学会は、育児におけるテレビ、スマホやパソコンなど、
スクリーンのある電子機器の使用について、次のように提唱しています。

・1歳半未満では、ビデオチャット以外の電子機器の使用は控える
・1歳半~2歳の子どもに見せるなら、良質なものを親が選んで一緒に見る
・2~5歳でも最大1日1時間。親も内容を把握する
・食事のとき、寝る直前などは電子機器の使用を控える
・子どもが自分のスマホを持つようになる前に、親が使い方のお手本を見せる

悩む母親

  

2.テレビのつけっぱなしはNG

子どもが絵を描いたり、おもちゃで遊んだりしているときにテレビがつけっぱなしになっていると、少しでも気になるシーンや音楽が流れたときに、子どもは活動を止めて、テレビに注意を奪われてしまいます。

さらに知力・社会性育成の面から見ると、『3000万語の格差』という言葉環境の研究で、
乳幼児期の育児中には「ターン・ オフ(Turn Off)」、
すなわちスマホやテレビといったデジタル機器の電源をできるだけ切ることが提唱されています。

なぜなら、親も子もデジタル機器に気を取られていると、
子どもの知力・社会性の育成のためにとても重要な、言葉のやりとりができなくなるからです。

  

3.デジタル機器は子どもの実行機能の発達にも影響を及ぼす

家庭における乳児期のテレビ視聴と実行機能の関係を調べたジョージタウン大学の調査によると、
1歳時点において、大人向けの番組が長時間つけっぱなしになっている環境にいる子どもほど、
4歳時点における実行機能の成績が低くなるとの結果が出ました。

実行機能の要素には「頭の切り替え能力」がありますが、この場合は、自分の意志ではなく、
テレビによって受動的に切り替えられているので、実行機能が育まれることにはならないのです。

もはや生活の必需品となったスマホではありますが、子どもの脳と心の健全な発達を促すためには、
育児におけるスマホとの付き合い方はしっかりと考える必要がありそうです。
テレビ視聴を含め、デジタル機器は十分注意して活用するようにしましょう。

【まとめ】
・テレビやスマホなどのデジタル機器は、集中力を妨げ、親子のコミュニケーションの機会を奪ってしまう
・使用する際は、内容や時間に注意が必要
・食事中や寝る前はスマホを使わないようにする

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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