「ほめ」と「助言」の最適バランス“マジック・レシオ”とは?

母親と娘

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

「ほめ」と「助言」のバランスを意識したことはありますか?
実は「ほめ」と「助言」には最適な比率があり、その比率で「ほめ」と「助言」をすることで、より効果的に助言を受け入れてくれるのです。

今回は、「ほめ」と「助言」の最適バランス“マジック・レシオ”とは?というテーマでお伝えいたします。

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1.ほめと助言の最適バランスとは?

アメリカの団体ポジティブ・コーチング・アライアンスでは、人を成長させ、やる気を引き出すほめ方として、「誠実で具体的なプラス評価5回に対し、建設的なマイナス評価を1回すること」を推奨しています。

ほめるときは、よいところを具体的に伝えるようにします。
例えばサッカーの場合、「足がよく動いている」「いいコントロールだ」と事実を具体的に5つほめます。
また、失敗したとしてもその努力をほめます。
そして、「次は怖がらずにシュートをしよう」と助言を1回します。

「ほめ」と「助言」の比率を5:1にすればよいので、3回ほめて助言を1回、その後2回ほめるというようにアレンジしても大丈夫です。

そうすることで、ほめられたい子どもは、ほめてくれる相手の話に耳を傾け、助言を聞き入れようとします。
この5:1のほめと助言のバランスを「マジック・レシオ(魔法の比率)」と呼びます。

マジック・レシオ

 

2.ネガティブな言動の悪影響

研究によれば、集団では、「メンバー間のポジティブな相互作用とネガティブな相互作用の比率」が、最低でも2.9013:1でなければならないと指摘されています。
つまり、ひとつのネガティブな言葉や行動の悪影響を打ち消すためには、約3倍の量のポジティブな言葉や行動が必要だということです。

 

3.家庭内でも実践を!

規模は小さくとも、家族もひとつのチームです。
まずは、家庭内のポジティブな言動が、ネガティブな言動の3倍になるようにすべきです。

その上で、徐々に
「○○しなさい!」といった命令を、「○○するといいと思うよ」といった助言に、
「どうしてできないの?」といった批判を「○○できるようになると、こんなにいいことがあるのよ」といった希望や可能性が感じられる言葉に変えていくようにします。

すると、子どもが素直に注意を受け入れるようになるだけでなく、家庭円満になり、家族のみんなが明るく賢く成長していくことができるのです。

明るく充実した家庭生活を営むためにも、家庭におけるポジティブとネガティブの言動の比率、 すなわち「ほめ」や「助言」の比率を意識するように心がけましょう。

【まとめ】
・「ほめ」と「助言」は5:1が最適
・具体的なほめ方をすることで、助言も素直に聞き入れてくれるようになる
・ネガティブな言動の悪影響を打ち消すためには、その3倍のポジティブな言動が必要

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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