「能力」よりも「努力」をほめることで更に学力UPへ!

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

子どもをほめる際、「頭がいいね!」「天才!」といった風に、「才能」をほめるような方法でほめていませんか?
実は、「才能」をほめるよりも「努力」をほめる方が、子どもたちの能力アップに効果的なのです。

今回は、「能力」よりも「努力」をほめることで更に学力UPへ!というテーマでお伝えいたします。

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1.学力UPに効果的な「ほめ方」とは?

コロンビア大学のクラウディア・ミューラー教授たちは、小学生を対象に「ほめ方」に関する実験を行いました。

①IQテストを受けた後、ランダムに2グループに分け、それぞれ別のほめ方をする
  Aのグループ:「頭がいいね」と能力をほめる
  Bのグループ:「よく頑張ったね」と努力をほめる
②かなり難しいIQテストを受ける
③1回目と同じ難易度のIQテストを受ける

この実験の結果、Aの能力をほめられた子供たちは3回目のテストで1回目のテストより成績が落ち、Bの努力をほめられた子どもたちは、3回目のテストで1回目のテストに比べ成績が上がりました。

学力UPに効果的なほめ方とは?

 

2.なぜ「能力」をほめると学力が下がり、「努力」をほめると学力が上がったのか

なぜ、Bの努力をほめられた子どもたちの成績が上がり、Aの能力をほめられた子どもたちの成績が下がってしまったのでしょうか。

それは①の「頭がいいね」と能力をほめられた子どもたちは、テストを受ける理由が「何かを学ぶこと」ではなく、「よい成績を取ること」だと考えたからです。

そのため、2回目の難易度の高いテストで悪い成績を取ってしまった際に
「自分には能力がないから努力しても無駄だ」
と考えてしまい、やる気を失って努力しなくなってしまったのです。
そのため、1回目と同じ内容にも関わらず、3回目のテストで1回目よりも成績が下がってしまったのです。

一方、Bの「よく頑張ったね」と努力をほめられた子どもたちは、2回目で悪い成績を取ったときに「努力が足りなかったせいだ」と考え、より一層努力したことで、3回目のテストで1回目よりいい成績を取ることができたのです。

 

3.「能力」よりも「努力」ほめることが効果的

この実験結果から、ミューラー教授は「能力をほめることは、子どものやる気を蝕む」と結論づけています。

子どもをほめるときは能力ではなく、やはり、努力をほめることが重要であることがわかりますね。
「頭がいいね」とほめるよりも、「今日は1時間も勉強できたね」というようにほめてあげてください。

ただし、これは小学校高学年を対象とした実験なので、まだ物心がついていない時期には「かしこい!」「天才!」というように才能や能力もほめて、基礎的な自信をつけさせてあげてもよいでしょう。

【まとめ】
・能力をほめることは、子どものやる気を蝕む
・努力をほめることは、「努力すれば学力が上がる」というメッセージを伝えることになり、学力が上がる。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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