「勉強しなさい!」は効果なし?学習意欲を高める関わり方とは
こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
学校や塾の宿題があるのに、だらだらとテレビを見たり、ゲームやマンガに夢中になったりしている子どもたち…
そんな姿を見て、ついつい「勉強しなさい!」と言ってしまっていませんか?
実はこの「勉強しなさい」という言葉は、学習意欲を高める効果がないのです。
今回は、「勉強しなさい!」は効果なし?学習意欲を高める関わり方とはというテーマでお伝えいたします。
1.東大生は「勉強しなさい」と言われなかった?!
東大生に対するアンケートでは、「勉強しなさい」と言われなかったのが約3分の2、
女子に限れば9割以上が「言われなかった」そうです。
京都大学に通っている卒業生に同じ質問をしたところ、「勉強しなさい」と言われていた子が若干いました。
しかし、よくよく話を聞くと、その子たちは「勉強しなさい」と言われていた期間はほとんど勉強をしておらず、
親があきらめて言わなくなったら、なぜか自然と勉強がしたくなって、自ら勉強をするようになったとのこと。
どうも「勉強しなさい」という言葉をかけることは、あまり意味がなさそうです。
2.学習意欲を高める関わり方とは
慶應義塾大学の中室牧子准教授は、小学校低学年の子どもを持つ親が、
家庭での学習にどのように関わるべきかを調査しています。
この研究では、以下の 4つの項目について、子どもの勉強への親の関わりの度合いを点数化し、
子どもの学習時間の増加に、どれほど貢献しているかを調べました。
①勉強したかを確認している。
②勉強を横について見ている。
③勉強する時間を決めて守らせている。
④勉強するように言っている。
その結果、ただ「勉強しなさい」と言うよりも、
実際に横について勉強を見たり、勉強する時間を決めて守らせたりするなど、
手間ひまをかけた方が勉強への意欲をふくらませることがわかったのです。
3.すべて親が背負わなくてもOK!
ただ、最近では共働きの家庭も多く、そんなに手間ひまをかけられないと思う方も多いと思います。
すべてにおいて「親がやらねば!」と意地になる必要はありません。
同じ研究で、祖父母や兄姉、親戚といった「その他の同居者」が子どもの勉強を見たり、
勉強する時間を決めて守らせたりするのも、親とあまり変わらない効果が見込めることがわかったのです。
中室准教授は「すべてを親が抱え込まず、子どもの勉強で困ったときは、
学校や塾、家庭教師の先生などを含む身近な人に頼ってもよいと思う」と述べています。
【まとめ】
・子どもの学習意欲を引き出すには、「勉強しなさい!」では効果がなく、横について教える方がよい。
・勉強を見るのは親以外でも効果がある。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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