幼児期のスキンシップの重要性

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

「スキンシップ」には、絶望的な状態から回復する、奇跡的な力があります。
虐待やネグレクトによって子どもの心身に悪影響を及ぼしたとしても、愛のある接し方をすればその状態が回復していくことがわかっています。

今回は、幼児期のスキンシップの重要性というテーマでお伝えいたします。

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1.年々増える児童虐待

近年、少子高齢化の波を受けて、今まで以上に子ども一人一人を大切に育てようという気運が高まっています。
その表れとしてか、乳幼児の研究を扱う「日本赤ちゃん学会」は毎年のように参加者が増え、活況を呈しています。
しかしその半面、日本でも貧富の差が広がり、子どもの貧困が取り沙汰されることが多くなってきました。実際、児童相談所への児童虐待相談対応件数でも、面前DV(子どもの前での妻や夫への家庭内暴力)や子どもへの虐待、ネグレクト(子どもの基本的要求の無視)が、年々増えているという悲しい現状が報告されています。

幼児期のスキンシップの重要性

 

2. ストレスホルモン「コルチゾール」が及ぼす影響

早期乳幼児期(1~4歳頃)にひどい痛みや恐怖、不安、虐待が繰り返されると、子どもは心に深い傷を負います。
そして、体内ではストレスホルモンである「コルチゾール」が過剰に分泌され、脳と体の発達がゆがみ、後年の性格形成のかたよりや精神障害につながると指摘されているのです。

 

3.愛のあるスキンシップで心身ともに健康に

虐待やネグレクトは子どもの脳と体の発達に悪影響を及ぼしますが、一方で、愛のある接し方をすればその状態が回復していくこともわかっています。その事例を紹介します。

他の子どもに比べて、ひどく痩せて小柄な4歳の男の子がいました。
顔色も悪く無表情なため、検査を受けることになったのですが、診断の結果、身体の病気ではありませんでした。
ただ、男の子は乳児期から親に嫌われ、拒絶されていたことがわかったのです。
その後保護入院の中で、病院のスタッフに温かくかわいがられ続けたところ、身長や体重、頭囲(頭の大きさ)が急激に伸びたのです。
入院時に2歳児レベルだった体の成長が正常値に追いつき、表情も行動も子どもらしく明るくなったそうです。

これは極端な例ですが、 子どもの脳と心と体のすこやかな発達のためには、スキンシップを含めた、関わり方がとても重要なポイントとなります。

ストレスは成長を妨げますが、愛情を受けると体も心も発達していきます。
では、どのような関わり方が適切なのでしょうか。次回より、いくつかの具体的な方法とそのポイントを紹介します。

【まとめ】
・幼少期の不安・恐怖により、ストレスホルモン「コルチゾール」が過剰分泌され、心と体の発達をゆがませる。
・子どもは、安心できる大人とのスキンシップによって心身ともに健康に成長できる。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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