努力をほめて「やり抜く力」をUP！
こんにちは！
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。
「やり抜く力」につながる「努力する力」。
それは一つの結果に満足せず、 継続的に改善を繰り返すことのできる力だといえます。
「やり抜く力」を伸ばすには、才能や結果をほめるのではなく、努力をほめることが重要です。
努力をほめることで、「成長志向」を養うことができます。
今回は、努力をほめて「やり抜く力」をUP！というテーマでお伝えいたします。
1.才能を重視した接し方は「固定思考」を植え付ける
心理学者のテウン・パクは、小学校1、2年生のクラスを対象に、教師が成績のよい生徒を特別扱いし、他の生徒よりどれだけできたかを強調したクラスと、そうでないクラスに分け、1年間研究を行いました。
その結果、どれだけできたかを強調したクラスでは、いつの間にか子どもたちに、「努力では何も変わらない」という、「固定思考」が植えつけられていたことをつきとめました。
そのクラスの子どもたちは、頭を使うことよりも、「正解できるように」と、簡単な問題を好むようになっていたのです。
さらに1年間の終わりのアンケートでは、
「頭のよさはもともと決まっているもので、ほとんど変わらない」
という項目に賛成する割合が、他のクラスに比べて高くなっていました。
もともとの能力(才能)を重視する接し方をしたことで「固定思考」が根付いてしまったのです。
2.ミスを責めることも「固定思考」につながる
別の研究では、子どもがミスをしたときに、「ミスをするのは悪いことで、問題だ」という態度を示すと、子どもたちが「固定思考」になる割合が高くなることがわかりました。
この接し方を続けると、子どもたちはミスをいやがるようになり、簡単な問題にばかり取り組み、新しい問題や難しい問題にチャレンジしなくなります。
なぜなら、新しい問題や難しい問題ではミスをする可能性が高いからです。
3.「やり抜く力」を育むには
子どもたちは、成長の途上にあり、多くのミスを犯します。
子どもたちはミスを通じて、そのミスを減らすためにはどうすればいいのかを考え、 試し、成長していくもの。
それにより「やり抜く力」を育むことができるのです。
「やり抜く力」を伸ばすには、
・失敗を恐れず、失敗から学び、物事に真摯に取り組む姿勢を身につけること
・才能・結果ではなく、努力をほめ、現状を認めた上で、継続・改善を促すこと
が重要と言えます。
そうすることで子どもの「成長思考」が培われ、「やり抜く力」が育まれるのです。
【まとめ】
・才能・結果をほめると「固定思考」になり、努力をしなくなってしまう。
・ミスを責めると、ミスを嫌がる気持ちから挑戦しなくなり「固定思考」になる。
・「やり抜く力」を伸ばすにはミスを責めず、努力をほめ、継続・改善を促す言葉かけをすること。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました！
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