子どもが失敗したときは?責めずに対処法を教えてサポート!

最終更新日:2024/03/21

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

子どもが誤って食べ物をこぼしたときに、どのような声かけをしていますか?
「またこぼしたの? ダメな子ね」なんて言ってはいませんか?

親からすれば、子どものいたらなさをかわいく思って、何気なく 出た言葉かもしれません。
しかし、この言葉には、子どもにとって悪い作用が2つあります。

今回は、子どもが失敗したときは?責めずに対処法を教えてサポート!というテーマでお伝えいたします。

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1.“また”という言葉で昔の失敗を掘り返さない

まず、この言葉は「またこぼしたの?」から始まっています。
裏を返せば、「またこぼすなんて、(あなたは)前と変わってないわね」と伝えていることになります。

すると、子どもはその裏の言葉を額面通りに受け取り、その後も「前と変わらない子」のままになってしまいます。
すなわち、その後も食べ物をこぼし続けるということです。

「もう3か月も言っているのに、直らないわね」といった言葉も同じ影響があります。
言った本人としては、それくらい子どものことをしっかりと見ていて、よく覚えていることをアピールしたかっただけかもしれません。

しかし、子どもはその言葉を真に受けて、
「自分は3か月前から変わらない 子なんだ。だったら、これからも変わらないままでいよう」と、
その状態でい続けてしまいます。

ですので、本気で子どもの行動を直したいのであれば、昔のできなかったことは掘り返して持ち出さないのが賢明なのです

子どもに声をかける母

 

2.失敗したときに、その子の人格や能力まで否定しない

また、この言葉の後半では、食べ物をこぼしただけなのに「(あなた)はダメな子」と、子どもの人格や能力など、存在自体を否定しています。
このような人格否定が続くと、子どもが何か失敗をするたびに「自分はダメな子なんだ」
「(だから)自分は存在している価値がない」と、自信を失っていきます。

自信に満ちた子に育ってほしければ、子どもを否定するような言葉かけはやめましょう。

 

3.失敗してしまった行動のみを否定し、対処法を教える

では、どういった言葉かけがいいのでしょうか?
子どもが誤って食べ物をこぼしたときには、「こぼしちゃったねー」とただ 事実を伝えるか、
「食べ物をこぼすのはよくないことだったね」と、子どもの行動を否定し、それがよくない行動であることを伝えます。

その上で「こういうときはどうしたらいいのかな?」と、子どもに尋ねます。
もし子どもが対処法を知らない場合は、親が手本を見せながら、対処法を教えましょう。

子どもが既に対処法を知っている場合は、できるだけ自分の力で対処できるようにサポートをし、
自力で対処できたら「すごいねー!」「さすが○○ちゃんだね!」と、大いにほめてあげましょう。

失敗や間違いをしたときは行動を否定しますが、よいことをしたときは子ども自身(の存在)を丸ごとほめて構いません。
すると、「自分は失敗を克服できる、 価値のある人間なんだ」と、自信を増していきます。

【まとめ】
・失敗や間違いをしたときは、子どもの人格や脳力を否定せず、失敗した行動を否定する。
・次にどうすればいいかを一緒に考え、本人が対処できるようサポートしてあげる。
・そうすることで、子どもは「失敗を克服できる」ということを学び、自己肯定感が育つ。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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